セノーテ ケーブダイブ遠征第二弾
今回の遠征の概要
2024年12月6日~14日の8日間で、夫のかず氏とメキシコにセノーテダイビングの遠征に行ってきました。11月の遠征の続きです。当初はカバーン+イントロケイブのTDIライセンスのコースで、6日間のダイビング予定でした。インストラクターは前回に引き続きマークさんが担当してくれました。自分たちの力量不足もあり、結局はカバーンの認定のみ受けました。最初の3日間は基礎練習でほぼ毎日同じ内容の練習をしました。4日目に、カバーンのトレーニングなら始められる状態になった、といわれ、最後の3日間でカバーンの認定のためのトレーニングをしてもらいました。
とくに説明がないまま同じ基礎練習が続く毎日を過ごし、本当にケイブの練習させてもらえるのか?ともやもやした気持ちでした。なんとかカバーンの認定まではしてもらえましたが、方針くらいは日ごとに教えてくれてもいいんちゃうって思いました。まあ元をただすと自分の技術不足に原因があるので仕方ないのですが。
今回の遠征にかかった費用
合計4000USD!フライト代など諸経費を加味すると5000USD。さらに今回のトレーニングのための購入品の代金を加えると9000USDくらいと思う。すごいコストだからこそ、この6日間で何が達成できるのか、もっと説明してほしかったな。内訳は以下の通り。
・ダイビング費用
1650USD(275USDx6日間) ×2人分→3300USD
・ライセンス申請費用
30USD x2人分→60USD
・チップ
80USD
・ダイビングベースへのタクシー代
60USD(200MXNx6日間)
・AirBNB宿泊費
350USD(8日間)
・食費
ざっと200USD(8日間)
サイドマウント認定に関して所感
私は日本のショップでサイドマウントスペシャリティとテックサイドマウントの認定を4日間かけて受けてからメキシコに行きました。日本での認定後5か月間はダイビングしてなかったので、サイドマウントのやり方を忘れてたってゆうのもあるけど、結局メキシコにきて計6日間をサイドマウントの練習に費やすことになってしまいました。コンフィグも一回ばらして一からやり直しになっちゃったので時間の無駄だったな、と思いました。日本のショップが悪いということではないです。ただ私が認定をうけた日本のショップは洞窟専門ではないので、もし洞窟ダイビングを極めたいと思うのであれば、サイドマウントも洞窟ダイビングをしっかりやってるショップでとったほうが近道だったなと思いました。
前半3日間のトレーニング内容
ここからは自分の日記がわりにつらつらの練習内容を記していきます。
1日目
5分間のスイム→5分間のフィンキック練習→交互にベーシック5の練習。
30分ダイブx3本。バディと上記の内容を練習する。30分で終わらなかったとしてもダイビングは強制終了する。実際、わたしのベーシック5の練習に時間がかかりすぎて途中で打ち切られた。2日目
1日目の内容に加え、Sドリル(ガスシェア)の練習が追加される。基礎練習ばっかりで悲しくなる。でも浮力取れてないのは自分だから仕方ない。Sドリル練習も含めて30分でおわらせるのは容易ではなく、今日も強制終了させられた。多分3ダイブ目でやっとSドリルまで終えられるようになったと思う。ガスシェアのあとのロングホースをしまうのがうまくできない。手が右のシリンダーに届かないんやもん。手が短いねんから仕方ない。マークに言ったら、地上では届いてるから届かへんわけない、って一蹴された。けどこの日の2ダイブ目くらいからトリムが取れて水中でピタっと止まれる感覚がつかめるようになってきた。3日
今日も基礎練習。いつになったら洞窟ダイビングはじまるんかな。ガスシェアあとのロングホースの格納中に浮力がうまくとれるようになったよ。
後半3日間のトレーニング内容
やっとカバーンの練習開始!!!!4日目にしてカバーンエリアに入れた時はほんとうにうれしかった。
4日目
Jardin del Edenで練習。洞窟侵入のためのラインセットの練習。観光化された洞窟内にはメインラインというラインがすでにセットされているらしい。そのメインラインにたどり着くまでのラインは各ダイブで自分でセットするらしい。まずは地上で練習。最初の支点からメインラインまでどこに中間支点をおくか、考えながら進む。ここらへんはクライミングとかケイビングやってていつも考えていることだから容易に感じられた。水中でのラインセットも結構落ち着いて、できたとおもう。むしろ楽しめた。5日目
Jardin del Edenで練習。洞窟内でのシリンダーのトラブル対応の練習。マークが疑似的にシリンダーにトラブルを発生させて、そのトラブルに応じた対応をする。ライトシグナルでバディを読んで、シリンダートラブルを知らせ、見てもらう。トラブル内容に応じて先に進むか、エグジットするか決める。まずは地上で練習して、そのあと実際に洞窟内で練習する。「急ぐな。」「浮力を落ち着かせろ。」「不適切な対応が問題を複雑にする。適切な対応は、適切な浮力でのみ可能である。」と何度指摘されたかわからない。でも私はトラブル発生となったら、焦ってトラブル対応を始めちゃうんだな。でもこの日の2ダイブ目はすごく調子が良くて、トラブルが発生しても一息ついて、適切なヘリコプターターンでバディのもとに行き、浮力を落ち着かせてからトラブル対応できたよ。毎日、ちょっとずつだけどうまくなってる。6日目
初めて行くChikin Haというセノーテへ!このセノーテは5日目までいたJardin del Edenにつながってるらしい。この日は洞窟内でNo Visibility(目を閉じた状態)でのガスシェアの練習をした。まずは地上でラインを張って、実技練習。各60分のダイブを3本。30分かけて洞窟内を探検し、戻ってくる。鍾乳洞や石筍が大きくて見ごたえのある洞窟だった。No Visibilityでのガスシェア中に一度洞窟の天井まで浮いてしまったけど、二回目からはラインの感触で浮力調整ができるようになった。3本目のダイブはマークの計らい?かトラブル発生はなく、60分間終始洞窟ダイビングを楽しめた。