この作品が生まれてくれてありがとう!『ボーイフレンド』
Netflixで「ボーイフレンド」を観た。Youtubeで未公開映像も追いかけ、もちろん「ボーイフレンドナイト」も欠かさず見て、コメント欄までしっかり読んでいる。
なんでそんなに惹かれたのかなぁと思うと、まず出演者が素敵だった。そして、作品として仕上がりが素晴らしかった。全編を通して、制作陣の方々の出演者への愛やリスペクトを感じられて、安心して観ていられた。
ショーとして成立させるために、誰と誰のどんなシチュエーションをつくるのか、ディレクターの力を働かせる部分もあるのだろうけど、その演出が自然に感じられたのは、ディレクターが誠心誠意、出演者に寄り添い続けたからなんだと思う。
そして、未公開映像に「これを本編に入れなかったのはなぜ?」と思われるような面白いシーンがいくつもあるのも興味深かった。ショーのメッセージ性がぶれないようにカットしたのだろう。本編は、異性愛者もまったく違和感なく彼らに共感できる物語になっていたので、それを意識したのかな。
私はシュンのような面があるのでとても共感したし、ダイの言葉に私自身まで救われるような気持ちになった。そして、本編ではほとんど目立たなかったテホンさんの未公開映像!魅力的すぎて繰り返し観てしまった。
同性愛者の人々というのは、性について、アイデンティティーについて、異性愛者よりもすごく意識して考え続けてきた人たちなのだと思う。だから、生き様が強く、鮮やかに感じられるのだと思う。
出演してくれて、見せてくれて、ありがとう。この配信に至るまでの制作の方々の努力にも感謝したい。出会えてよかった。
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