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協奏的二重奏曲/C.ベールマン

カール・ベールマン(1810-1885)は、ドイツのミュンヘン出身のクラリネット奏者、作曲家。

彼は著名なクラリネットの名手ハインリヒ・ベールマンとヘレン・ハラスの息子として生まれた。子供の頃、彼は父親からクラリネットとバセットホルンを教えられた。14歳の時からミュンヘン宮廷オーケストラで時折演奏し、22歳にはその2番クラリネット奏者に任命された。1834年に父親がオーケストラを引退すると、カールは父親の後を継いで首席クラリネット奏者となった。彼は1880 年に退職するまでその職を務めました。

父ハインリヒ・ベールマン


2本のクラリネットとピアノ(またはオーケストラ)の著名な曲というとまず初めにメンデルスゾーンの演奏会用小品第1番、第2番があげられるだろう。
この2つの作品は当時演奏が卓越して話題であったベールマン親子のために作曲され、2人によって初演された。

本日演奏する『協奏的二重奏曲』もクラリネット2本とピアノまたはオーケストラによって演奏される。

演奏は20分近くに及ぶが、単一楽章で書かれている。厳格なモティーフで奏でられる序奏から始まり、主題と4つの変奏、そして踊りをら思わせるかのような長大なロンドで曲が締め括られる。

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