いいなづけがいるのに母に手を出した父

今日は母から聞いた話。
母が私が結婚式の日が近づいてきた時に話してきた事がある

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父と母は11歳離れている
母が年下だ。
私は母が21歳の時に生まれた。その時父は32歳。
何年付き合ったのかはわからない。

母は沖縄の出身で高校卒業後東京に上京して働いていたらしい。
ということは18歳くらいで東京に上京していたという事
上京してから3年で私を産んだ。妊娠期間は10ヶ月はあるという事は
20歳の頃に妊娠が発覚したという事だ。父31歳。



父と母は飲み屋で出会ったらしい。
話を聞いているとバーっぽい。1人で母が飲んでいる時タバコに火をつけようとしたら父がライターで火を差し出した所から出会ったと。

んー、母の年齢どうなの？何歳で出会ったかわからないけれどバーだしタバコだし
ということは一旦置いといて。聞いた事をそのまま記す。

そこから付き合いがスタートし、何度かデートするも父の仕事が忙しくすっぽかされたことも何度かあったらしい。　そして私を妊娠する。そこから結婚の話が出たんだろうと思う。母は仕事を辞めなければいけなくなり会社の寮も出なければいけなくなり父の住んでいるアパートに転がり込む事になる。最初は普通に同棲生活をしていたのだが人が訪れる事がありその時は停めている車で待っててと言われることが出てきた。訪ねてくる人に母の事紹介してくれるんじゃないんだと思ったと言っていた。
1、2時間車で待っていたが一度だけじゃなくなり
その時間も段々長くなって行った。


おかしいと思い母は父に訊ねたら
親に言われてる許嫁がいてその人が訪ねてきている（父は東北出身なのでその許嫁も東北の方でそこから父に会いに東京に来たという話らしい）
泊まる場所がないのでしばらくここに泊まることになるらしく日中は出かけると思うからその時はアパート使っていいから。夜は車にいて欲しいと言われたそうです。

2人は決して裕福ではなかったと思うし、母も仕事を辞めてしまって使えるお金はなかったと思うのでビジネスホテルに泊まるとかそういった選択肢はなかったのかもしれない

日中、許嫁が外出している時にアパートに入りお風呂に入ったりして帰ってくる頃また車に戻るという生活が長く続いたらしい。このやり方で母は許嫁とバッティングはしたことなかったと言っていた。

その間にもお腹は大きくなっていく。

結局妊婦健診も一度も行ってなかったようで

車の中で産気づいて近くの産婦人科に1人で歩いて行ったそうで。もちろん父はその時は一緒ではなく。
病院としても初めましての妊婦さんがいきなり産気づいてて出産ってびっくりしただろうな。母子手帳も出産してからもらった様で

私が子供の頃学校の宿題での調べ物で母子手帳を見るというのがあったのだけど
それには私の生まれた時の体重とかは記載されていたけれど
妊娠の記録は全然なかったのを思い出した。


そもそも婚姻届も出してなかった様なので母は未婚で出産したことになる。




父は母の事を許嫁にも父の両親にもなかなか言えなかったんだと思う。
なのに、お腹の子はどんどん成長するし、予想外に東京に許嫁がやってくるし
許嫁長く居座るし。父にとって状況は最悪だったのだろうけど
自分でその状況をなんとかする事もせず母に我慢をさせて許嫁には
本当のことを言わないで追出しもせずもしかしたら結婚することを仄めかせながら
東京でしばらく暮らしたのかもしれない。母に車で待たせておいて
アパートでは許嫁といちゃついてたのかもしれない。大いにあり得る。



しかし赤ちゃんは待ってくれない。流石に赤ちゃんと車では暮らせない。
母もそう思ったと思うし父もようやくなんとかせねばと思ったと思う。
そう思いたいがもしかしたら母が強く言って父に行動させたのかもしれない。


許嫁に本当の事を伝えて父の親にも伝えたそうだ
母は父の両親には認めてもらえず　父も勘当同然だったらしい。

という事でようやくここから3人家族の生活がスタートしたんだそうです。


それを母から聞いた時に愕然とした。
あんな父でもせめて両親の恋愛は愛があるものであって欲しかった。
話を聞いた時父のやった事は母への愛を感じなかった。妊娠中の母を車に置いておくなんて。許嫁がいるのに母に手を出したなんて。

元々そういう事ができちゃう人なんだ。
私はその人の血が入ってる子供なんだと愕然とした。