誠意あるお仕事こそ次の御縁に繋がる。
令和2年の12月のこと。他社施工のお墓の戒名彫刻のお仕事において、恥ずかしながら一字間違って彫ってしまうという失態を犯してしまいました。お客様には直ちに謝罪。しばしお時間を頂戴して墓誌を新品交換させていただきました。もちろん間違った字は修正して彫刻。また既存戒名も彫ってというかたちです。当たり前ですが、無料にて。僕のミスですから。
お客様からは「墓誌を新しくしてもらって何だか申し訳ない。」とのお話。いやいや、気にしないでください。僕のミスです。誠意ある対応をさせていただいたまでであります。
実は戒名彫刻の御依頼に合わせて、外柵内の張石リフォームの見積り依頼もありまして、彫刻の打合せ時に見積りを御提出していたのですが、この一件のあとに御成約を賜りました。誤字彫刻の対応にて信頼できる石材店と感じていただけたのであれば、本当にありがたいことであります。
その後のリフォームの施工ですが、実はこれがなかなかの難現場で難案件。急勾配の傾斜地墓地の最上段。墓地用クレーン不可で石材運搬車も途中まで。施工もコンクリートの斫りに時間を要する大変なリフォームでした。しかしこういった案件こそ弊社の得意分野。間違いのない確実な施工はもちろんのこと、きれいな仕上がりにお客様にも御納得いただくことができました。
リフォームをお世話になってからしばらく経ちますが、先日お客様から御連絡があり、とある石彫品をお求めのお客様を御紹介いただきました。これまたさらにありがたいことであります。しっかりとつとめ上げさせていただきます。
石材店の販促活動。折込チラシ・お悔み営業・ダイレクトメール・ネット発信などなど。昔と違い今では多種多様。僕も様々な販促にチャレンジしてきました。様々なことをやってきて現在感じていることは、結局のところお客様からの次のお客様の紹介が絶えないことこそ石材店のあるべき姿だと。そのためには誠意ある良いお仕事を続けていくしかないのです。昔の石材店はお客様が喜んでくださる良いお仕事をすることで評判を呼び必ず次のお仕事に繋がったと聞きます。SNSを見ていますと、良いお仕事をお届けしている石材店ほど店主も元気で会社も元気であることを感じます。やはり次々に御紹介が続くのでしょう。
これからの石材店経営・・・・・というより・・・・・
今までも。そしてこれからも。
お客様が喜んでくださるより良いお仕事をお届けしていく。
この原点は変わらないのだと考えています。
そして。
親指の先のひび割れが痛いのよ。