[女装] パスについて
この記事は、女装っ子 Advent Calendar 2021 3日目です。
今日のテーマは「パス」。女装が成功して男性だとバレずに過ごせることをパスといいます。
埋没パス法
よく言われるノウハウとして、「パスしたかったら、ゴスロリとかエッチな服は不可。できるだけ普通の女の子が着ているような服を着て、めだたないようにしておけば見られることが減るからパス率は上がる」というのがあります。
わたしはこの方法は取らないことにしています。そもそも単にかわいい服が着てみたくて始めた女装なので。目立たないようにするのだったら男性姿ですごせば十分です。
かわいい服を着てみたいということは、その服を着ているわたしを見て!ということなので、誰にも見られないのでは意味がないのです。目立ちたくないのだったら男性姿で歩くわ。
忖度パス
そんなわけでパスについては当面無理だろうなーと思っていたのですが、最近、(あれ、これ何も困らないのでは)と思い始めました。
初めて女装姿で外出したときは、人とすれ違うたびドキドキしていて、買い物とかありえない!という感じだったのですが、今では堂々と男声のままレディースの服を買っています。この間は女性しか出してもらえないはずのデザート出してもらいました。
これ、べつに完パスで女性だと思われてデザート出してもらったわけじゃないと思うのですよね。もろ男声だったし。たぶん、店員さんの思考回路はこんな感じです。
この原理は、コンビニのレジとか、普通に街ですれ違う人にも働きます。目の前の人が女装ぽいからといって、「女装です?」なんて聞いて万一女性だったら大変なことになるし、相手が女性か女装かなんて殆どの場面どうでもいいことなので、そんなこといちいち気にしていないのです。
ということで、女装がバレていても、その事を指摘するような人は都会にはいません。買い物も普通にできるし、女子トイレと更衣室以外はどこでも行くことが出来ます。普通の意味では全然パスしてないけど、みなさま状況を推し量ってパスしてることにしてくださるので、「忖度パス」と名付けました。
実際には、浴衣着て歩くとお年寄りに「あらかわいい」って声をかけられて、そこで男声で返事をすると「うぇっ?」みたいなことを言われて困ります。とりあえずそこだけはパスさせたいなあ、と思って女の子声も練習はしているのですけど。
まとめ
ということで今日はパスについての話でした。最初の頃すごい高度な技術が求められるように思っていたのだけど、実際そんな事できなくても別に困らないよね、という話です。
もちろんそんな低いレベルでいいと思っているわけではなくて、わたしだっていつかはおばあちゃんを騙し通してやる!と思っているのですけど。
アドベントカレンダーということで、誰か他に書いてくれる人が現れるまでは、がんばって毎日なんか書こうと思っています。おもしろいと思ったらぜひ明日も読んでださいね。
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