良きものを見た
2024年8月31日(土)
8月も終わりです。
確か7月頃から股関節を傷めてしまい、前は180度開脚出来たのに、今は120度ぐらいでギブアップしてしまう。
なんか体が硬いせいの痛みじゃなくて、股関節になんらかの問題が生じているせいの痛みで、まぁ時間が経てばマシになるかなと思っていたんだけども、一向にマシになる気配がない。
これはもしや、老化に伴う何かしらのトラブルなのではと、否定したい現実に直面する日々だ。
午前中から埼玉県立近代美術館へ。
美術館の中のギャラリーで友人の田中裕貴がやっている2人展を見た。
多分10年以上前の大学時代の油彩から、最近描いてる漫画まであって、さながら回顧展のよう。
普通のギャラリーでやるとどうしても新作中心になっちゃうので、こんな風に自由にやりやすくて広いスペースを活かして、自分でキュレーションして展示するのは面白いなと、新鮮な感動を覚えた。
僕みたいなのがキュレーターとして入るのも面白いのかもしれない。
適当なタイミングで一区切りとしてやる回顧展、可能性を感じる。
ついでと言ってはなんだけど、企画展の「吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる」を見る。
もの派の印象が強いので、「もの派っぽい」作品をイメージしてしまっていたけど、版画とかドローイングとかデカい絵とか多彩でめっちゃ面白かった。
特にデカい絵は鮮烈だった。
吉田克郎の生き様を体感した。
こういう生き様感じれる系回顧展、良いね。
森美術館へ。
「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を見た。
偶然、シアスター・ゲイツのバンドがライブをしていた。
これは良いものを見た。
なんかもうライブだけで十分過ぎるぐらい満足してしまって、展示は気が抜けた状態で見た。
自分の(特に少数派の)ルーツを基点に制作、活動をするのは現代アートの一つの潮流ではあるけど、こうして他の文化(シアスター・ゲイツの場合は日本)と違和感なく融合しているのはスゴい。
それでいて、ライブの中のゴスペルが特別な響きを持っていたように、ブラックカルチャーの個性も揺るぎなく持ち続けているのもスゴい。
スゴかったっす。
日本人の僕は、徳利とか日本酒とか見て、陶芸やりたいなぁとか徳利とお猪口で日本酒飲みたいなぁとか思いました。
やろう。
良いものを見た日だった。
最近は展示を見る機会も減った(減らしていた)けど、やはり、良いものを見るのは良い。
自由律俳句か詩か、毎日作っていこうかなぁと考えている。
でもここに毎日載せるとなると、結構大変だなぁ、でもやりたいなぁと思い、迷い中。
インスタのストーリーズに上げるのも良いかも。
なんか作りたい。