【大倉くんと高橋くん】の魅力
今日、ラジオが熱い。
今ではアプリでラジオが聴けるほど身近な存在となりつつある。
私も通勤中、散歩中、作業中何かしら時間を見つけてはラジオを聴いている。
ラジオ歴は5年とまだまだであるが、
今でも忘れられない大好きなラジオ
ニッポン放送にて2015年4月から2020年3月まで放送されていた大倉くんと高橋くんについて語り尽くしたいと思う。
大学時代、2時間半かけて通学していた時や課題のお供がラジオだった。
私は星野源オールナイトニッポンで深夜ラジオの門をくぐり、それからミュージシャンや俳優などたくさんのジャンルで活躍しているパーソナリティーのラジオを聞いてきた。
しかし、私は大倉くんと高橋くんを聞かずにラジオ歴を重ねていた。
それは、私はジャニーズと言う存在に見えない壁を立てていたためである。
ジャニーズというとキラキラした存在でこんな毎日泥臭い日々を送っている私に合わないと思っていた。
しかし、ある日気まぐれで「聞いてみよう」と言う気持ちが浮かんだ。
そこから私は大倉くんと高橋くんが作り出す魅力にハマった瞬間だった。
大倉くんと高橋くんは関ジャニ∞のメンバーである大倉忠義さんとシンガーソングライターの高橋優さんによる2人ラジオである。
台本はほとんど存在せず、主にフリートークで進んでいく。
コーナーは2つ。
フリートークが盛り上がれば飛ぶことも多々あった。
このフリートークの内容は何気ない近況報告から懐かしい過去の話、音楽の話など本当にその日によってバラバラであった。
些細なことから広がっていく2人の会話。
ある回の会話は高橋優さんの高校時代の思い出話。
同級生が修学旅行中にバスガイドさんに告白して、フラれたという青春の1ページみたいな話で盛り上がっていた。
また、話しているときに聞きたくなったらADに頼んでCDルームへ取りに行ってもらい、予定になかった音楽が流れることもあった。
また、リスナーと電話と繋ぐ企画で印象的なのは、
100万円が入った封筒を誤って捨ててしまったという衝撃エピソード。
まるで深夜のファミレス、
隣の席で話している高校生の会話を聞いているような時間だった。
パーソナリティーの2人はよく「中身のない会話」と自分たちのラジオのことを例えていた。
そう、私はこの「中身のない会話」に助けられたのである。
この「中身のない会話」、つまり無駄と言われてしまう時間。
しかし、この無駄と言われる時間が窮屈で苦しかった私の心を救ったのであった。
1分1秒で変わっていく今の時代。
無駄を排除する動きだけは敏感に反応する。
そんな世界に抗うように大倉くんと高橋くんは
毎週土曜日22時半からの1時間半、何とも無い時間が流れていた。
今でも心の余裕が無くなると2人の声が聞きたくなる。
またいつの日か中身のない話を聞ける日を楽しみにしている。