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apt list -a パッケージ名って何? パッケージの全バージョンを確認する方法
Linuxでソフトウェアを管理するのに欠かせないaptコマンド。普段、apt list <パッケージ名> でインストール可能なパッケージを調べることはあっても、「過去のバージョンも見たい!」 と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが、-a オプションです。
apt list -a の意味とは?
-a は --all-versions (すべてのバージョン) の略。
通常、apt list <パッケージ名> を実行すると、インストール可能な最新バージョンしか表示されません。でも、-a をつけると、そのパッケージの利用可能なすべてのバージョンが一覧で表示されます。
例: curl のすべてのバージョンを確認
apt list -a curl
出力例:
Listing... Done
curl/jammy-updates,jammy-security 7.81.0-1ubuntu1.14 amd64
curl/jammy 7.81.0-1ubuntu1 amd64
このように、curl パッケージの異なるバージョンが表示されます。
リポジトリによって、複数のバージョンが用意されていることがわかりますね。
どんなときに使う?
(1) 特定のバージョンを指定してインストールしたいとき
→ apt install <パッケージ名>=<バージョン> のように、バージョンを指定してインストールできます。
(2) 更新で問題が発生したときに、過去のバージョンに戻す
→ 例えば、新しいバージョンに不具合があった場合、apt list -a で過去のバージョンを確認し、ダウングレードできます。
まとめ
apt list -a <パッケージ名> で、すべての利用可能なバージョンを表示
apt list <パッケージ名> だと最新バージョンのみ表示
過去のバージョンを確認したいときや、特定のバージョンをインストールしたいときに便利
普段は意識しないかもしれませんが、いざというときに役立つ-aオプション、ぜひ試してみてください!