犬の健康診断の流れを解説!検査項目や内容について
人間に健康診断があるように、犬にも健康診断があります。しかし、どのような事を診断するのでしょうか?
人間ドックに料金に応じたコースがあるように、犬の健康診断にも料金に応じたコースがあります。
ここでは、触診からエコー、レントゲンまで一通り行う場合の流れについて解説します。
受付では、人間の病院のように問診票の記入を求められます。大人しい犬でしたら、じっとしていますので問題ありません。しかし、そうでない犬には獣医師さんの他にスタッフ一名と飼い主さんで動きを制することになります。
診察では、まず体重を計ります。太り過ぎていないか、理想的な体型かをチェックします。
もし太り過ぎていれば、毎日のエサのアドバイスをしてもらえます。
次に顔のチェックをします。目については、傷がないか、充血や白内障にかかっていないかを診察します。
そして耳の診察をします。汚れや出血等の赤みがないかをチェックします。
後は口の診察ですが、歯石の有無や歯茎のハレがないかをチェックします。この時に、歯石のあった箇所の歯磨きをしっかりするように勧められます。
顔の診察が終わったら、体の診察に移ります。
全身のリンパ節を触診して、大きくハレていないかチェックします。足も加齢により変化していく箇所ですので、ひざの可動域に問題がないかをチェックします。
次に皮膚と毛並みですが、痒みや脱毛している箇所がないかを非常に細かく目視していきます。お腹や胸の所が特にかゆくなる犬が多いですので、念入りに診察します。
次に心臓と肺の診察のために、聴診器を使用して音に問題がないかをチェックします。
その後、体温を測ります。飼い主さんには犬の顔を持ってもらって、お尻の穴に体温計を入れて測定します。
嫌がる犬が多く前の方へ逃げようとしますので、飼い主さんに抑えてもらう必要があります。
ちなみに、犬の平熱は38度から39度の間で人間よりも高めです。39度を超えていれば、微熱があるという事で他の検査も必要になってきます。
続いて血液検査のために採血をしますが、少しチクッと痛みがしますので、引き継ぎ飼い主さんが犬を抑えておく必要があります。
次に腹部のエコー検査のために、お腹の毛を刈ります。肝臓の状態が見れますので、食事の改善点などの発見に役立ちます。
レントゲン検査では、骨と肺と肝臓のチェックができます。
このような流れで犬の健康診断が行われます。
検査項目が多いケースですので、動物病院によってはこれよりも検査数が少なかったり順番や手順が異なることもあります。
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