[教員/指導者向け事故防止] 授業や行事・部活の失敗で炎上しないために #9雷雨と運営
この週末、各所でスポーツイベントが開催されていました。
高校生の陸上競技の大会も同じく、熱い熱戦が繰り広げられたと思います。
そんな週末に不安定な天候が重なり、大会が落雷の影響で、延期されたり、中止となったり、遅延したりと、大会運営関係者の方々は大変な状況であった所も多かったのではありませんか。
先週、あるニュースが流れてきました。
【落雷事故】サッカー部生徒が今も意識不明 県教委が体育教師を対象に「身を守る」研修 (youtube.com)
熊本県民テレビ KKT公式チャンネル から引用
先日私は、陸上競技の試合に出かけていましたが、1日天気予報とにらめっこしていましたが、今はITによるかなり正確な予報がわかるサイトが多くあります。
私が参考にしているのは
(降雨状況)東京アメッシュ (jwa.or.jp)
このサイトには、かなりお世話になっていましたし、今も同じです。
現在の降雨状況がわかり、5分ごとの前情報(雨の量)がわかります。
体育の授業や体育祭、球技大会、遠足・・・などで
「あと10分後に雨が降ってくるから片付けをしよう」とか「急ごう」とか指示も出すことができます。
素晴らしいことに、その通りに降ってくることが多いです。
昨日の大会では15時くらいからこのサイトを見ながら片付けを指示したりしましたが、最後には土砂降りでやられてしまいました。
ただし、昨日はカミナリは発生せず(私のいた場所では)、中止することはありませんでした。
冒頭の事故はサッカーですが、大きな事故になってしまいました。
今も具合の戻らない選手がいるということで、心からお見舞い申し上げます。一日も早い回復を願っております。
ところで、運営側や指導者の立場で考えると難しい点があります。
①大会等で遅延すると問題が多いので、最後までやってしまいたい。
②遠くでゴロゴロだから、まだ大丈夫だろう。
③大事なところなので決断できない。上位大会予選だからやめられない。
④周りに高い建物や木や照明塔などがあるからグランドレベルは大丈夫だろう。
私も運営側が長いので、こんな決断がしずらい場面を多く経験してきました。特に、夕方に近くの競技運営上難しい場面などです。
しかし、現在の社会状況を考えると、判断に迷ってはいけない時代であり、いけないと思います。
落雷は急にある場合があります。
直前に全く音が鳴らない場合もあるようです。
ですから、ゴロゴロしたら、判断に迷わず、いったん中止し、選手や保護者、関係者を避難させることをしなければなりません。
もう迷うという選択肢を運営側は排除した方がいいでしょう。
ではどこに避難させるべきか?
建物の中や車の中が基本安全と言われています。
大きな木や東屋(あずまや)などの下は、電流がサイドに飛ぶことがあるそうで危険です。
あくまで建物の中です。
河川敷や海岸などの場所はかなり危険と考えていいでしょう。
早めの行動が必要ですね。
天気予報で雷雨の可能性があると発表されている場合は、天気情報サイトを常時チェックしながら、運営しなければなりません。
冒頭の熊本県民テレビのyoutubeの中で紹介されているサイトがこれです。
気象庁 | ナウキャスト(雨雲の動き・雷・竜巻) (jma.go.jp)
とにかく、運営側、指導者側に立つ方は、しっかりと事故防止に努めなければなりません。
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