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僕の小規模な退職 その14

このあいだの週末。
天気も気温も良かったので妻を誘い散歩がてらに買い物へ出かけた。
この土地は冬が長い。
雪が残っているのにも関わらず、その日は初夏のような天気。
「気持ちいいな」と近所の川沿いを歩いた。

この川は夏になるとBBQをする人で混み合う。
「もう少し暖かくなってきたらBBQしている人もいるだろうね」
そんなことを会話していたら何だが焼ける炭の匂い。
まさかと思ったら橋のたもとでBBQをしている団体が。
男5:女2くらいのグループだ。

「もうBBQやってる」
「すごいね」
「でもどんな集まりなんだろう?」
そんな疑問が残った。

暖かいとはいえ、まだまだ雪も残っている。
昨日まで寒かったくらいだ。
そんな中「今日天気良いし川でBBQね~」「うい~」みたいなノリで集まったのだろうか。
でもそうでないと辻褄が合わない。
まだまだBBQという季節では無いはずだからだ。
今週末は川でBBQね。という予定調和なわけが無い。

「たぶんだけどさ。親友の彼女の連れのパスタ食べて一目ぼれして結婚するような友達同士じゃないの?」
「たしかに女性は2人くらいいたしね。じゃあ残りの男性は?」
「……頭の上でタオルを回している人達……」

44歳。推定無職。偏見ごめんなさい。


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ぞん
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