忘れてしまった事。

今、19歳の子と1週間のうち5日間、それを2ヶ月間、寝食共同生活を送りながら仕事をしている。24時間ずっと一緒で、正直30代の私は若さについていけず、きついこともあるがなんとか2ヶ月やっていってた。

そんな時、ある筆記試験があった。もう学生ではなく社会人だし、お互い干渉することもなく各自で勉強をして試験に臨んだ。ちなみに、私は過去問を参考に傾向を把握して、試験対策を行っていた。そして試験の結果、19歳の子はビリの成績をとってしまい、上司に怒られてしまったらしい。

すると、その子は驚くべきことに過去問を見ることは不正ではないのか。また、同じ部屋だったのに過去問の存在を教えてくれなかったと、試験を作った上司に文句を言いに行ったのだ。それを上司から言われた私は、勉強の面倒をみてやってくれと言われてしまった……

それは遠回しに、出し抜くようなやり方でなく一緒に協力して勉強しろ。と言われてるようなものでもあった。

正直腹が立ったし、怖いとも思った。もう社会人にもなって試験中の不正ではなく勉強方法の不正を訴えたり、それを私本人ではなくまるで先生に告げ口するかのように作成した上司に文句を言いに行ったのだ。

19だったら仕方ないのかな??自分が19の頃はどうだったのか…

自分が19歳の頃の考え方や感じ方や、世の中に対する正解不正解の基準??みたいなものを忘れてしまった。

だってもう、12年も前だもん。でも、そんな事があってふと思い出したのが大好きだった漫画の中でこんな事言ってた。

「自分が「親」になって初めて「親」の気持ちが理解できたって だけど本当に理解しなくてはいけないのは忘れてはいけないのは子供の頃の自分で。初めて逆上がりができた日みたいに、子供の頃感じた気持ちをちゃんと忘れずにいれば大人になっても親になっても理解しあえる。100%は無理でも歩み寄る事はできる。」

これは親の話だけど、この年代の違う相手を理解し合うためにも必要な事だなと思った。

100%は無理でも歩み寄るために、自分が若かりし頃を思い出して、それを許容して理解できる自分でいる努力はしたいと思った。これからの生活のためにも…

できるかわかんないけど、ものすごく良いこと言ってんなー。と心に沁みた。

とりあえず、ムカっ腹立つことがあったけど、こんな素敵な言葉を思い出すきっかけをくれたことただけでもとりあえず感謝しとく。


そんな今日この頃。

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