ピアノ塾 読書アウトプット集 No.1
みんなのピアノ ピアノ塾&セミナー生の声をまとめました。
オンライン上のコミュニティでの勉強会の様子です。
ほんの一部ですがおすそ分けさせて頂きます。
塾生・セミナー生の方の読書会の勉強のエッセンスが少しでも伝わりますように♡
課題図書は、
ピアニストなら誰でも知っておきたいからだのこと
https://amzn.to/31rVrnd
【 ピアニストの身体の傷みと故障 〜 指主導の考え方について〜 】
<第1回読書会のご案内>
からだ分科会 第1回読書会を始めたいと思います。
以下、書籍の場合、解説ページの場合、動画の場合について
範囲をまとめました。
本を読んで、先生の解説動画を聴くのが一番いいですが、
要約Webページあるいは解説動画だけをご覧になっても
十分理解できます。
読書会の期間はとりあえず1週間としますので、
参加される方は一言でもいいので何か書き込んでみてください。
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書籍「ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと」
第1章 基本的な考え方
→P3~P6(左段組みまで)
〇ピアニストの身体の傷みと故障
〇指主導の考え方について
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・要約 / 第1章 基本的な考え方
〇ピアニストの身体の傷みと故障
〇指主導の考え方について
https://minapia.com/post_lp/pianist-body1/
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・解説動画①/〇ピアニストの身体の傷みと故障 〇指主導の考え方について
→先頭から11:00までの解説
https://youtu.be/-368-OvREng
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ここから下が塾生・セミナー生の方の声です。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
とりあえず序章を読んでみました。
その最後は次の言葉で終わっていました。
「本書は、ピアノを弾くために、自分の身体をどのように使えばよいのか、ということが書かれた本です。」
とても分かりやすい言葉です。
セミナーで教わった
・座骨にのる
・脇の下の筋肉を使う
・肩甲骨、肘を自由に
・小指主導
といった事柄の「意味」がつまびらかになると思います。
楽しみです。
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「ピアノの演奏技術(テクニック)についての本」ではないが、
「ピアノを弾くために、
自分の身体をどのように使えばよいのか、
ということが書かれた本」と書かれていますが、
じゃあこの人の言う「テクニック」ってなんなの感じですよね。
例えば一番最初の例の「まっすぐ」座っていると、
跳躍が上手くいく、
というのは「テクニック」なのかどうか。
恐らくこの人にとっては「テクニック」ではないのでしょう。
しかし例えば僕がこの人にその「まっすぐ」
座る方法を教えてもらって上手く弾けるようになったとしても、僕にとっては恐らく「テクニック」でしかないでしょう。
そういう意味で「テクニック」についての本ではないのでしょうね。
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「ピアノの演奏技術(テクニック)についての本ではありません。」について
「アルペジオの弾き方だとか、スケールの指使いといったこと」という例をあげてますね。
Mさんの言う通り、この本の前提として「演奏技術(テクニック)」というのはアルペジオやスケールの弾き方であり、それらをうまく行うために「からだの使い方」を勉強する。
そういう前提を持っていた方がいいですね。
いつも言われていることが書いてありました。
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傷みや故障は筋肉を緊張させたまま演奏することが原因で起こる。
「緊張(力み)」とは、筋肉が余分な仕事をすること。
「余分な仕事」とは必要量以上に筋肉が働いてしまうこと。
覚え書き程度ですみません
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基本的な考え方より
☆ ピアノを弾くときの痛みは、
効率の悪い(間違った)身体の使い方 が習慣化して起こる。
筋肉を緊張させたまま演奏する。
間違った使い方とは、
筋肉が、余計な仕事をする事。その作業をする為に、必要以上に働いてしまう事。
ピアノは指だけで弾いているわけではなく、身体のあらゆる所を動かして演奏している。
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目にとまった所を書き留めておきます。
「指主導の考え方について」
こちらの節も読み進めてみました。
一般的にピアノを弾くということは「指を動かす」ことというように言われてきました。
ハノンの前書きにも指以外については手首に触れられているだけです。
だけど、ピアニストをきちんと観察すると指以外にも、腕の動き、胴の動き、脚の動き・・・体のさまざまな部分を協調して動かしていることがわかります。
最後の
「指でピアノを弾く」というのは、「足先だけで走る」と言うのと同じようなものです。
っていうのはちょっと衝撃的な例えでした。
難しい内容もノートに要約したり、気になるワードにラインを引くと理解が深まることがわかりました。
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〈序章〉
この本には解剖学の実際的な知識、
自分の身体をどのように使えば良いのかが書かれています。
頭と身体の両方でこれを本当に理解した時に身体感覚が目覚め、動きの質が向上し、より良いピアノ演奏ができるようになります。身体の故障や痛み疲れ動きにくさにも効果があります。
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第1章 基本的な考え方
ピアニストの痛みや故障
本当はピアノを弾くのに身体のどこかが痛くなる必要はありません。
間違った身体の使い方、効率の悪い身体の使い方が、習慣になって起きる故障は、その習慣を発見し、正すことで解消できます。
身体の安全な使い方を知って自分の演奏に取り入れることができれば痛みや故障はなくなるでしょう。
筋肉を緊張させたまま演奏すると痛みや故障の原因になります。本当は力まず楽に演奏できるのに。
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指主導の考え方
ピアノは指で弾く、という考え方は間違っています。
指だけで弾いているわけではありません。「走る」のと同じです。足先だけで走っているわけじゃないし、速く走るために足先だけトレーニングするのではなく、体幹を鍛えたりいろんなトレーニングをする。
ピアノも同じこと、指先だけではなく、全身の動きを複雑にコーディネートさせてピアノを弾いているということを理解する必要があります。
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<ピアニストの身体の痛みと故障>
・ピアノを弾くのに、身体のどこかが痛くなる必要はない。
・音楽家が経験するほとんどすべての痛みや故障は「効率の悪い身体の使い方
、つまり間違った身体の使い方が習慣化してしまうこと」が原因で起こる。
・音楽家の痛みや故障をなくすことができるのは教育である。
・音楽家や教師が、身体の安全な使い方を知っていて、その知識を自分の演奏や
指導に取り入れることができれば、この世から音楽家の身体の痛みや故障はなくなる。
<指主導の考え方について>
・私たちは指だけでピアノを弾いているわけではない。
・ピアノを弾くには身体のさまざまな部分を協調して動かすことが必要。
<序章>
この本で書かれている事を、頭と身体の両方で本当に理解したとき、身体感覚が目覚め、動きの質が向上し、より良いピアノ演奏が出来るようになる。
傷みや故障の原因を指摘しているので、身体の故障の予防や、痛みから解放される。
<ピアニストの身体の傷みと故障>
・ピアノを弾くのに、身体のどこかが痛くなる必要などない。
・間違った身体の使い方が習慣になってしまって起こる故障は、その習慣を発見し、正す事で解消できる。
・傷みや故障は、筋肉を緊張させたまま演奏することが原因で起こる。
<指主導の考えかたについて>
・ピアノは指だけで弾くのではなく、身体のさまざまな部分を協調し、全身の動きを複雑にコーディネートさせながら、動かすことが必要。
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〇ピアニストの身体の傷みと故障
Minna先生がよく言われているのは
ゆっくりとした簡単な曲で時間をかけて正しい身体の使い方を身につけた方が、時間がかかるようだけど、最終的には一番早道。
ということです。
この節で筆者が訴えているのは、
ピアニストの傷みや故障の原因で最も多いのは、間違った身体の使い方が習慣化してしまうことによるもの。
ピアノを弾くということは極めて反復性の高い運動なので、間違った習慣化ということは非常に怖いこと。
でした。
私は現状でも「曲を楽しむ、仕上げる」ということを最優先でピアノに向かっています。頭では分かっていてもそのような形に変えていくのはとても難しいと改めて思いました。
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〇指主導の考え方について
「指でピアノを弾く」と言うのは、「足先だけで走る」というのと同じようなものです。
何回読んでもここで吹き出してしまいます。
昨日もYouTubeのみんなのピアノ動画でMinna先生とさやか先生が解説されていましたが、指が動くためには腱でつながっている前腕、前腕の動きをサポートする肩から肩甲骨、えくぼ筋と連携しています。
元が無駄な力なく楽に動く状態になければ、末端の指の動きは不自然になるのは納得できます。
さらに腕の動きをサポートするのが座骨に乗った身体全体ですね。
改めて肝に命じました。
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〇ピアニストの身体の傷みと故障
ピアノ演奏は反復性の高い運動。そのため痛みや故障を引き起こす可能性が高い。
病気や外傷が原因の場合は治療で治るが、間違った身体の使い方を習慣化して行った場合は治療ではなく、間違った身体の使い方を発見し正しい使い方に変えることで解消できる。
間違った身体の使い方とは、筋肉を緊張させたまま演奏すること。
これは教育によって改善することができる。
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〇指主導の考え方について
「ピアノは指で弾く」という考え方が良いテクニックの理解の妨げになっている。
ピアノを弾くことは全身の様々な部分を複雑にコーディネイトして動かすこと。
指だけで弾くというのは足先だけで走るということと同じ。
指のエクササイズに偏重することは危険。
私もずっと「ピアノは指で弾く」と思い込んでいたので、大人になりピアノを再開し最初に考えたことが”指の強化”。そして用意したのはハノン教本とツェルニーでした。
子供の頃に指導されていた事がしっかりと脳に刻みこまれていたんですね。
暫くして指と腕に痛みが出始めて初めて「何かが違う」と感じ、正に間違った身体の使い方をしていたわけです。今もまだ筋肉を緊張させたまま演奏していることが多いですが、気づいたら力を抜くことを心がけています。
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ピアノを弾くときの痛みは、次の3つのどれかが原因で起こります。
1)関節炎のような医学的な症状や病気
2)捻挫や骨折といった外傷
3)効率の悪い身体の使いかた、つまり間違った身体の使いかたが習慣化してしまうこと
1)2)のどちらかが原因で起こった場合は、医学的に適切に治療することができます。音楽家が経験するほとんどすべての傷みや故障は、3)のカテゴリーにあてはまります。
間違った身体の使いかたが習慣になってしまって起きる故障は、その習慣を発見し、正すことで解消できます。
しかし、もしも悪いクセを正さないままにしていたら、傷みや故障によって、身体に一生のダメージを残しかねません。
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(第1章:本書P. 3/右ブロック・1~16行目より)
よくよく考えれば。。。
上記1)2)のカテゴリーに入る痛みは、ピアノを弾くシーン以外でも日常生活の中で、感じるものが大半と思われます。
この点からも「ピアノを演奏する行為」に起因する痛みは、ほぼ3)の範疇に該当することが導き出せますね💡
ピアノを弾いている時に自覚する、身体の痛みや違和感は、不自然な姿勢で演奏していることを知らせるサイン。
そのような不調を現在感じている場合は、後々取り返しのつかない事態に至る前に、なるべく早くこれを認識し、改善するための取り組みが、必要になるわけですね。
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⚪️ピアニストの身体の傷みと故障
傷みと故障の原因は…
①病気
②外傷
③間違った身体の使い方が習慣化してしまうこと
(ほとんどが③の→筋肉を緊張させたまま「演奏」することが原因)
解決法は…
習慣化してしまった身体の間違った使い方を発見し、正すこと。
「身体の安全な使い方」を知って、その知識を演奏や指導に取り入れる『教育』が、音楽家の傷みと故障をなくす。
🧡ピアノ指導で子ども達と関わらせてもらっている立場の1人として、この↑『教育』の部分に襟を正す思いでした。
⚪️指主導の考え方について
指だけでなく、身体の様々な部分を協調(コーディネート)して動かすことが必要。
身体にとって良くないテクニックとは、「ピアノを弾くのに必要な仕事の大半は指が行っている」と結論づけてしまう傾向や、「ピアノは指で弾く」という「あたりまえのこと」が理解の妨げになっている。
🧡何の疑いもなく、「あたりまえ」に思っていた事でした。そして…同じく!『指でピアノを弾くというのは、足先だけで走るのと同じようなもの』の文章には目から鱗&想像して笑ってしまいました。
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■はじめに〜目次〜序章
《まとめ》
▷この本の目的は、
ピアニストがピアノを弾くときに
自分自身の身体の構造や動きに対する感覚を
高める手助けをすること。
▷この本は、
「解剖学の実際的な知識」
「ピアノを弾くために自分の身体をどう使えば良いのか」
が書かれている。
それを、
頭と身体の両方で本当に理解したとき
⑴身体感覚が目覚め、動きの質が向上し、より良いピアノ演奏ができるようになる
⑵テクニックがより良く機能するための力となる
⑶身体の故障を予防したり、痛みから解放される
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《かんそう》
▷「頭と身体の両方で本当に理解」するという言葉がさらっと書いてありますが、ここがとても深くて面白いと感じました。
頭で理解する
+
身体で理解する
+
その両方で理解する
+
「本当に」理解する
頭で理解することとは? 身体で理解するということとは?
その両方で理解することとは?
そして、
ただ理解するのではなく、「本当に」理解する、ということとは???
ワクワクします(^ ^)
▷過去ログで、目次について各章が「放射線状に配置されている」というようなコメントをお見かけしまして、なるほど〜と思いました。
たしかに、読むという作業では、
第1章→第2章→……
という“順番”になっていきますが、
ピアノを弾くときは、
各章のマッピングを、順番でなく
“同時に” 意識する or 意識された状態でいる
ということになるのではないか、と思ったのです。
そこで、それをビジュアルにもしてみたいと考えつきましたので、
ザックリ作ってみました。↓に貼っています。
《しつもん》
これから、ビジュアルにできそう♪と思ったところは、やってみようかなと思っていますが、こういうアウトプットもありでしょうか??
まずは初めてのアウトプットでした〜🤲
■第1章 基本的な考えかた
▼ピアニストの身体の痛みと故障
(p.3〜4)
《まとめ》
▷「ピアノを弾くのに、身体のどこかが痛くなる必要」はない。
痛みや故障は、「避けられない」ことでも、「運が悪い」せいでもない。
ほとんどすべての痛みや故障は、
《間違った身体の使いかたが習慣化すること》
によって起こる。
▷「間違った身体の使いかた」とは、
・筋肉を緊張させたまま演奏すること
・力んだ身体の使いかた
▷ここでの「緊張(力み)」とは、
・筋肉が余分な仕事をすること
・その作業を楽に行うために必要な量以上に筋肉が働いてしまうこと
▷痛みや故障をなくすことができるのは、「教育」である。
それは、
・間違った習慣を発見し正すこと
・身体の安全な使いかたの知識と、その知識を自分の演奏や指導に取り入れること
▷「緊張(力み)」は、社会や文化に影響されることもある。
世間一般に「良い姿勢」とされる姿勢が、「緊張(力み)」につながることもある。
ピアニストもこうした社会的・文化的影響を受けていて、かつ一般の人よりも痛みや故障に陥るリスクが大きい。
なぜなら、ピアノ指導法(=ピアノ社会/ピアノ文化)のなかに、力んだ身体の使いかたを容認していたり、教え込んでいたりするものがあるから。
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《かんそう》
▷僕は、バリバリの音楽教育は受けて来なかったり、バリバリの演奏家というわけでもなかったので、ここのトピックは「目からウロコ!」的なものまではなかったです。
ただ、長時間弾いたときには、一時的に肩のあたりがピリピリしたり凝ったりしたこともあるので、このページを読んで「ああ、じゃあどこか間違って(力んで)弾いてたんだなー」と思えました。
まだまだ覚束ないけど「リキんでるかもセンサー」?みたいなのがすこ〜し備わったかな?という感じデス。
▷文化的・社会的に「良い姿勢」とされる姿勢に影響されるということがとても面白いなと思いました。
どうしても「気を付け!」を「いい姿勢」みたいなふうに、いつのまにか?思ってましたね。
どこかで、何か違うな〜とは感じてはいたのですが…。
そして最近になってやっと、自分が知らず知らずやっていたいい姿勢は「いい姿勢」でなくって、「反り腰」だったということに気づきました。
《しつもん?》
本文で、ちょっとだけ引っかかったのですが、
「その作業を楽に行うために必要な量以上に筋肉が働いてしまうこと」(p.4 15行目)
という文が、分かるような分からないようなで、
例えばそれは、
PCで作業するときとかに背中まっすぐするのがだるい
↓
ラクするためにぐにゃっと背中丸める
↓
そのときはラクでいいけど、「解剖学的にちゃんと?」座っておけば負担がかからなかった筋肉に余分に力が入って
↓
慢性的に疲れる?腰痛?猫背?みたいなことになってしまう
というようなこととして理解してて良いのでしょうかね〜??^^;
(あくまで「文章」の意味をデス)
身体にいい楽(効率の良い身体の使いかた、脱力?)と悪い楽(どっかに負担かけてしまう?)があるってことかなー??と思いました。
たぶんそんな感じっぽいですよね。
それに章を進めれば分かっていくこともあるのでしょうね〜。
あんまり質問にもなってないですが、もし良ければ皆さんにご意見いただきたいなと思いました。
本の文章のままでなく、なるべく自分の言葉で書いてみようとしたのですが、なかなかむずかしいですね。
【ピアニストの身体の傷みと故障】
ピアノを弾いているときにどこかが痛くなるとしたら、身体の使いかたが間違っているから。筋肉を緊張させた力んだ身体で弾く悪いクセを直さないと傷みや故障につながってしまう。
【指主導の考えかたについて】
誰が見てもピアノは指でひくもの。だから今まで ピアノ演奏の上達=指のトレーニング だった。そのための教本は数知れずあり、それに基づいた指導がなされてきた。でも指の猛練習は傷みや故障を引き起こす危険がある。
それより、ピアニストをよく観察すればピアノ演奏が全身を使っていることがわかる。これまでのように指だけでなく全身の動きに目を向けよう。
《読んだところ》
■第1章 基本的な考えかた
▼指主導の考えかたについて
(p.4〜6)
《まとめ》
▷指主導の考えかたとは、
・ピアノは指で弾く
・ピアノを弾くのに必要な仕事の大半は、指が行なっている
・ピアノ演奏を学ぶとはすなわち、指のトレーニングである
・指だけを偏重する
と考えること。
▷本当は、指だけでピアノを弾いているわけではない。
ピアノを弾くこととは
《身体のさまざまな部分を協調−コーディネイト-して動かすこと》
《身体の動きを重視すること》
《全身の動きを複雑にコーディネイトさせること》
である。よって…⏬
「指でピアノを弾く」と言うのは「足先だけで走る」と言うのと同じ
=愚か!
▷指主導の考えかたは、依然として残っている。
指偏重主義の指導法は危険で、傷みや故障に苦しむピアニストを生み出す。
▷指主導の考えかたは無くさなければいけない。
それがいくら伝統や権威に裏打ちされていても。
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《かんそう》
▷これまで幾度となく話題に昇ってきてました、
「指でピアノを弾く」と言うのは「足先だけで走る」と言うのと同じようなものです。(p.5)
これはもう名言になってますよね(笑)
友人とピアノの話になったときにこの例えをすると、
ほとんどのひとが「なるほど!!」と言います。
分かりやすさがすごい☆
▷著者は、
伝統と権威に裏打ちされていても指主導の考えかたは無くさないといけない、
ということを力を込めて言っているように思えて、それは、まだまだ指偏重主義が手強く残っていることを示しているのだと思います。
僕もピアノをちゃんと練習しようと思ったとき、真っ先に頭に浮かんだのがハノンでした。
好きにピアノを弾いてきたので、
しっかり弾けるようになるためには通らないといけない道なのだ、と思っていましたね…。
ただ、好きにやってきたおかげ?で、伝統や権威と闘わなくていいのは、ある意味ラッキーだったかも…と思いました。
指主導の考え方の先生に習っていたりしていたらどんなに大変だったか…と想像します。
もしその先生がいい先生だったら、なおのこと…><
身体のことを考えた教則本、教えられる先生が増えていきますように…。
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