【制作実績】まんがでわかる寺谷用水
磐田市寺谷用水地域活性化協議会様からのご依頼で「まんがでわかる寺谷用水」を制作いたしました。
磐田市の水田に天竜川の水を届けている「寺谷用水」の誕生から現在までの歴史を描いたマンガです。
寺谷用水の生みの親・平野重定公の没後400年の記念事業のひとつとして、市内の学校や公共施設への冊子配布などが行われるそうです。
こちらのマンガでは、磐田市イメージキャラクターしっぺい&しっぺいのお友達びぃもが、寺谷用水のことを知るため(というよりプレゼントをもらうために)あることにチャレンジします!
磐田市HPでも公開されていますので、ぜひご覧ください。
ここからは制作裏話的なお話を少し。
私は「寺谷用水」という名前だけ知っている状態だったので、知識ゼロの状態からスタートでした。
まずは現在寺谷用水を管理している「寺谷用水土地改良区」の方に案内していただいて取材へ行き、今まで何気なく通っていた場所に昔の寺谷用水の名残が残っていたことを知って「おおお~!!これがそうだったのか!!」と感動しました。
マンガに出てくる大圦樋の跡は石碑があって整備されてますが、それ以外にも日常の風景の中に紛れて残っている場所もあるので、発見難易度付きでご紹介します。
・大囲堤跡(★☆☆☆☆)
・阿蔵取水口跡(★★★☆☆)
・神田取水口跡(★★★★★)
ちなみに神田取水口跡は教えてもらっても全く分からず、私は発見できないまま終了しました・・・
他にも、「昔、天竜川は磐田原台地と三方原台地の間をいったりきたりしてたんですよ」という話を聞いて「そうだったのー!?」となったり、江戸時代に描かれた図を見たら豊岡地区(旧豊岡村)のど真ん中を天竜川が流れていてビックリしたり。
江戸時代図は「豊岡の子どもたちがこれ見たら『俺ん家、川の中じゃん!!』とか盛り上がりそう~!」と思ったのでマンガの中にそのまま掲載しました。
大河ドラマになるような歴史の話と違ってなかなか知る機会がない地域の灌漑の歴史ですが、知るとおもしろいことがたくさんあって限られたページ数の中にどうやって入れていこうかと頭を悩ませました。
マンガの中に入れることができなかったエピソードもたくさんあります。
興味のある方はぜひ調べてみてください。
磐田を豊かにしてくれた寺谷用水の歴史と、地元の歴史を知るおもしろさがこのマンガを通して少しでも伝わっていたら幸いです。
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