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国際芸術祭「あいち2022」を観てきました
あいちトリエンナーレ改め国際芸術祭「あいち2022」を観てきました。行き当たりばったりすぎて、台風の日の一宮市でぬれねずみ、帰りの高速バスは運休……STILL ALIVE!!
2019のあいトリ、今思えばいろんなことを前倒しで見せてくれていた。例えば緊急事態宣言のころ、この風景見たことあるなって思い出したのがユェン・グァンミンの作品。自分にとって予言的というか予兆的というか。TKG+|袁廣鳴 Yuan Goang-Ming|日常演習 Everyday Maneuver
あいトリ2019はさらっとしか観てないけど、なんか頭の中かき回され感が強かった。
あいち2022も一部会場しか観てないけど、全体的に洗練されてて、ワカンナーイって叫びたくなるようなうるさい作品は置いてない気がする。それがちょっと淋しいといえば淋しいような。
あと、会場で作品名の一覧表がもらえないのはイマドキのペーパーレス化? ネットからも代表的作品しかぱっと出てこなくて、キャプションを読んで確認する感じだったね……
愛知芸術文化センター10階
さて、作品について。
愛知芸術文化センター10階で印象に残ったのは『イベント・ホライズン』ローマン・オンダック、和合亮一『詩の礫 2022』、リタ・ポンセ・デ・レオン『人生よ、ここに来たれ』のなんか懐かしいしゃらしゃら感……
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パブロ・ダヴィラのアンビエント(?)、あの場所にぼうっと居たい感じ……。『失語症』アンドレ・コマツのビニールシートのある空間や、横野明日香『瀬戸の風景』も好き。
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一宮市へ
2日目は一宮市へ。豪雨の中バスと徒歩で移動。スニーカーほぼ水没して死。途中のSF映画っぽいやつでうたたねして時間をとられ、アンネ・イムホフを見逃した。
丹下健三の墨会館は外構まですっきりした感じ……
一宮ののこぎり二ののこぎり屋根を見て「Pixy旧社屋もそういえばのこぎり屋根だった! ディテールすごいな」と弓月光の『甘い生活』を思い出していた人は私だけですか?
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一宮市のこぎり二、塩田千春『糸をたどって』。くぅ、やっぱり写真を撮りたいという欲望に負けてしまう……
雨空だったのに、のこぎり屋根から入る光が作品をやわらかく照らして。これは糸巻きを使った方。
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塩田千春『糸をたどって』。機械とからんでる方。
看護学校の方の作品みたいにテーマが前面に出ているのより、こっちの大きい作品の方が問答無用の圧を感じて好き。
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のこぎり二は会場が良いな。写真におさめたくなる情緒にあふれている。
一宮駅の可愛らしい展示も横目で見つつ……
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一宮市のオリナス一宮には奈良美智作品。この会場は元銀行だね。立派な金庫があって、天井高もあって。
うらがわ感のある壁面に、段ボールに描かれた少女たち。
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一宮市、旧一宮市立中央看護専門学校。ここの展示もそれぞれいい。小杉大介《赤い森と青い雲》(音声インスタレーション)、ジャッキー・カルティ《エレクトロニック・シアター》。
一宮市、いちばんぐっときたのは初めて知った升山和明作品。清水屋(!!)と車というモチーフを表すときのその明るさと強度ってば。
創作で、自分がコアに持ってるものに対してはこれぐらいしつこくてもいいんだなあと不思議と元気づけられる。好き。
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愛知芸術文化センター8階
愛知芸術文化センター8階で印象に残ったのはディードリック・ブラッケンズのタペストリー、ミルク倉庫+ココナッツ《魂の錬成》の工事現場感、そして岸本清子の猫チャン!!
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ラーニングルームにあった井上唯《“ほの国”を知るためのプロジェクト》。民俗学でもありアートでもあり。展示かわいかった。
柳田國男、島崎藤村「椰子の実」は尾張三河の人間が子どものころから親しむ根の物語だから逆らえないよね…!!
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おまけ
新・中日ビルの横顔がちらりと見え。だいぶ出来てきたね
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この間あいトリ行ったとき、名古屋テレビ塔のなかのホテル泊まってみたいなと思ったけどお高すぎて手が出なかった 笑
重要文化財になるのかあ……!!
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