タイプロ光一回とDOMOTOコンの愛のかたまり

timeleszのオーディション番組、通称「タイプロ」はずっと気になっていたんですが、今回自担の光一くん(こうちゃん)が出たので、まずその回だけ見て、改めて最初から見始めているところです。

そこで光一くんが「褒める→課題点の指摘→褒める」という褒め言葉でアドバイスをサンドイッチしてるのさすがと思いつつ、teamSATOには「究極は『抜く』ということ」、全体には「たくさん失敗した方がいいよ」「(自分だって)上手くいったって思うことなんてない」とアドバイス、そのあとインスタのストーリーズで「稽古は強かれ、情識はなかれ」と。
「情識」という言葉聞き慣れなかったので調べたら、「情識」は仏教用語、「稽古は強かれ、情識はなかれ」は世阿弥の言葉のようで(無知ぃ…)…

情識=心の迷い、慢心や傲慢
稽古は強かれ、情識はなかれ=稽古も舞台も、厳しい態度でつとめ、決して傲慢になってはいけない
→芸事は一生かけて完成させるもの(終わりがない、頂点がない)

あぁさすが単独主演日本記録保持者、帝劇チケットを即日sold outさせる男…

SHOCKの演出が少しずつブラッシュアップされていったことはまさにそれだし、SHOCKでJapanesqueの前にライバル役が、コウイチがコロコロ演出を変えることについて「みんなお前についていけなくなってるんだよ!」とキレるシーンも、光一くんの若い頃の実話が下敷きになってる。自分が作り上げるものをscrap and buildして、より高みを目指す。そんな光一くんのメンタリティが「稽古は強かれ、情識はなかれ」という言葉に端的にあらわれてるなあと思った。

ちなみに、世阿弥には「上手は下手の手本 下手は上手の手本」という言葉(ヘタな人が上手な人から学ぶことがあるのは当然で,ヘタな人から上手な人が学ぶことだってたくさんある、という意味)があるようで、これtimeleszの3人に言った「こっちも彼ら(候補生)から学ぶことたくさんあるよね」そのものじゃーーーーん!!!!となったよ。

で。タイプロと前後して、KinKi Kidsどんなもんヤ(ラジオ)で、剛くんがDOMOTOコンについてお話。
DOMOTOコンのエンディングで愛のかたまりの歌詞が一部変わったんです。
『変わっていく 僕らの愛は つよく光り輝く
この冬を超えて もっと素敵になるから』
これの裏話を剛くんがラジオでしてくれました。

バンドリハのときに光一くんから剛くんに「ここの歌詞変えたいねん」と打診があったこと、剛くんが光一くんに、変更の方向性を確認して「コンサートの前日までになんとかする」と言い、歌詞を書いて、光一くんに確認してもらって、あの歌詞になったこと。
ラジオで剛くんが「彼いつも急なんで」という言い方に2人の絆が見えてすごく良かった。

しかも、愛のかたまりはファンにとっても、2人にとっても大事な大事な合作曲で、長く歌われているもの。カップリング曲なのに抜群の知名度で、後輩たちだけでなくいろんな人が歌ってくれている曲で。
その曲の歌詞を少しでも変えるって、常人の考えだと余程の覚悟じゃないとできないんじゃないかなって思っちゃう。だって、ファンの思い入れも強い分、変えた内容にファンがしっくりこなかったら、炎上しちゃいかねない。特にあの曲の歌詞はソングライター堂本剛の真骨頂ともいうべきもの。
それでもあの完成度の高い歌詞を変えようと考えるのが光一くんのエンタメに対するスタンスなんだなあと、タイプロの一連のやりとりと、DOMOTOコンの演出がものすごくリンクしました。
ただ、光一くんはそれでも剛くんなら出来るって信じてるからこそ直前でも打診して、剛くんはいつだって光一くんの期待を軽々超えちゃっているんだろなとも思ってる。(そんでもって剛くんも光一くんに負けず劣らずscrap and buildのひと…)


タイプロ光一回、光一くんが出てきたのは一瞬だったけど、堂本光一の人間性がぎゅっと詰まっていて、また内容的にもタイミング的にもKinKi(DOMOTO)の話とリンクするところが満載で、オタクとしては嬉しい限りでした。

というわけで、タイプロ頭から見出して次はエピソード04です!


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