伝統文化レポートPart.3 「江戸ゆかた」の特徴※長板中形(ながいたちゅうがた)って何?
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今日は、無形文化財の藍染め長板中形(江戸ゆかた)のお話の続きです。
「江戸ゆかた」?長板中形(ながいたちゅうがた)?って何??
長板中形は、江戸時代に主に「浴衣地」を藍の型染めで染める染色技法。
小紋や型友禅などと同様に「型紙」を使用して模様をつけるが、
着物地は長襦袢など着る機会があるが、浴衣は1枚で着こなすため、表面だけでなく裏面も「両面」に柄がずれることなく模様づけするという
実は、かなり高度な技術と手の込んだ工程が隠されている
職人の粋な技が詰まっている「江戸ゆかた」である。
主に浴衣を染めたことから長板中形=浴衣のことを指します。
江戸時代から伝わる
昔ながらの藍の型染めで染めた浴衣を「長板中形」と呼ぶ人は
相当な着物好きな通な人と言えるでしょう。
「長板中形」の名称=使用する道具の特徴がわかる
「浴衣」という名称(ネーミング)は現代でも馴染みがありますが
「浴衣」を「長板中形」とは普段あまり聞き慣れないかと思います。
名称の意味を紐解くと背景がわかるので記載いたします。
【長板】とは
約6.5メートルの「長い板」の上に生地を貼りつけてて型紙で防染糊を引く事から「長板」という。モミの木を使用
【中形】とは
ここでいう「中形」は「型紙」の模様の大きさを表している。
「小紋(こもん)」は、小紋染めなど遠目で見た時に無地に見えるくらい緻密な絵柄が特徴
「大紋(だいもん)」は、半纏・法被、のれんなど家紋など大きな絵柄が特徴
浴衣に使用される「中形(ちゅうがた)」とは、
小紋と大紋のちょうど中間の大きさの絵柄の型紙なので中形と呼ばれている。
江戸の粋とこだわりが詰まっている「藍染め長板中形」(江戸ゆかた)ですが
墨田区ではただ1人となってしまった長板中形の藍染め職人
創業120年「藍や松善」3代目 藤澤幸宏氏をお招きします。
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