多井 隆晴(2021-2022)
次は渋谷ABEMAS 多井 隆晴選手の2021-2022シーズンを振り返ります。
1.獲得ポイント 242.2 (6位)
上位の成績です。
2.平着 2.16 (3位)
上位の成績です。
3.各順位率 順位点 290 (6位) 平均順位点 11.600 (6位)
1着 6回 1着率 0.240 19位
2着 10回 2着率 0.400 3位
3着 8回 3着率 0.320 10位
4着 1回 4着率 0.040 32位(低いほうが良い)
連帯率 0.64 6位
4着回避率がすごいですね。多井選手が出た場合は3着以上と考えていいわけです。チームポイントを守らなければならない試合では非常に頼りになります。初年度から4年続けてこの成績ですから、麻雀星人の異名は伊達じゃないです。
4.アガリ率 0.21 (9位) 平均打点 6142.85 (26位)
平均打点 * アガリ率 = 1289.999 (18位)
攻撃力は中位ですね。
5.放銃率 0.06 (30位) 放銃平均打点 5245 (24位)
放銃率 * 放銃平均打点 = 314.700 (30位)(低いほうがよい)
尋常じゃない守備力の強さですね。
配牌オリは伊達じゃないですね。
6.平均局打点 - 平均局放銃=975.299 (6位)
素点もリーグ上位です。
7.副露率 0.21 (13位) リーチ率 0.2 (19位)
副露率は少し多め、リーチ率は少な目ですね。
Mリーグではオーソドックスなスタイルですね。
2021-2022雑感
多井選手の2021シーズンは6位という好成績で終わりました。4年連続好100ポイントを超える好成績を残した選手は他にいません。本当に頼りになるチームの大黒柱です。渋谷ABEMASは、多井、白鳥、松本のうち二人でポイントを稼ぐという布陣でしょう。いざとなったら多井選手を連投してレギュラーシーズンを抜けるでしょう。しかし、ポイントを稼ぐことが前提になっている多井選手がポイントを稼げないときはABEMASのピンチになるでしょう。ただ、多井選手が不調になったとしても、大きくポイントを失うようなことはないように思います。ポイントは失わないけれど稼げないという状況はありえると思います。
レギュラーシーズンは毎年トップ10に入る多井選手ですが、一方で、ポストシーズンの成績の悪さを指摘されることがあります。
以下は、2021シーズンの多井選手の成績です。
出場半荘 平着 獲得ポイント
レギュラー 25 2.16 242.2
セミファイナル 5 3 -148.9
ファイナル 4 3.25 ‐89
レギュラーシーズンと比べるとすごく悪い成績ですね。短期決戦なので、ラス回避ではなくトップを目指して勝負して、勝負に負けて、このような結果になってしまうのでしょう。ただ、レギュラーシーズンで毎年好成績を収めていたり、他のタイトル戦で勝っていたりすることから、麻雀が間違っているという事ではなくて、試行回数が足りないからだと思います。2022シーズン含め何度も挑戦すれば、そのうち優勝すると思います。
他の人の下位ではポストシーズンについては書いていませんでしたが、多井選手の回では書きました。これは、レギュラーシーズンについては安定した好成績を残しており、ポストシーズンくらいしか弱点がない、それほど良い成績を残しているためです。
2022シーズンも素晴らしい成績を期待しております。