【あの日のかけら】
日記をかける人になりたいと思いながら
4日以上続いたことがない私
そんな私ですが
ここにはそんな日記のようなものを残してゆきたいと思います
ある年のある日の出来事は忘れても
その時考えていたことは残していたいなと
ふと思ったから
何かを忘れてゆくことは
とても自然なことで
そしてまたとても美しいことだと思うけれど
ただその忘れてゆく物事の中でも
手元に残しておきたいことは
誰にでもいくつかはあるもので
私の場合それは、その時自分が考えていたことと感じていたこと
くだらないようなことを
真面目に考え込んでみたり
そういえば、と
ふとした瞬間に不思議に感じていたこと
明日の呼吸には何一つ影響しない
だけどそれが自分のかけらである証拠
そんな自分の考えが消えてゆくのは少し寂しい気がして
だから日記代わりに残しておければ
いつか振り返って自分の考えに出会ったときに
ゆっくりとアルバムをめくるように
懐かしい気持ちと
その頃の自分を優しくなでてあげられる
そんな時間を未来の自分に贈れるような気がして
ここに独り言のように
小さな日記の代わりに【あの日のかけら】として残してみます
あのころ何を考えていたのか
何をどんなふうに見ていたのか
懐かしく
優しい気持ちで読み返せる日が来ることを楽しみに