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私のルーツ② - 神はサイコロを振らない


衝撃的な出会い

彼らに出会ったあの日のことは忘れもしない。
忘れられるわけがない。
2017年9月11日、仙台MACANA。
声が出なくて必死に泣き叫びながらボロボロで歌う柳田周作に心を鷲掴みされた。
この日は「おいしくるメロンパン」目当てで行って、他にも地元バンドも複数出るライブでもちろん飽きることのないライブだったんだけど、他のバンドには申し訳ないがこの日に関しては神サイの記憶しかない。
恋に落ちるよりももっともっと深くに連れていかれたような感覚。雷落ちるような衝撃ってやつ?
なんなら放心状態に近かったかも。

伝説の夜


もし、ステージに立つプロとして
彼らが、彼が評価されるのだとしたら
明らかにプロ失格。っていうくらい
声が出ていなかったしボロボロのライブだった。
でも私はそこに胸を打たれた。
ステージで、言ってしまったらこんな情けない姿を見せることができるんだ……それって一周回ってかっこよくないか?と思った。
彼の涙に込められた悔しさが痛いほどに伝わってきて、心を奪われた。彼の叫びと涙に魂がこもってたんだよね、きっと。

そもそも私は音楽に限らず、完璧なものよりも
少し綻びているものの方に惹かれるんだと思う。
「人間」を感じられるから。人間くさい人であれあるほど魅力的だと思うし、そんな音楽であればあるほど心が奪われる気がする。
綻びすら愛おしい、そんな感覚。

そんな彼らがこれからどんな景色を創り上げていくのか、きっと見たくなったんだろうな当時の私は。
君が信じた彼らはね、瞬く間に大きくなって、たくさんの人にとっての救済ロックになるんだよ。
あんたの見たもの、感じたこと、聴いた音、信じたものは、やっぱり間違いないんだよ。

自負できるものとか誇れるものってあんまり持ってないけど、ロックバンドを見る目と耳だけは本当に自信がある。天才だよ私の耳は。
私が信じたロックバンドはいつだって最強だし、永遠にかっこいいんだ。

何から語ろうかな。止まらないな。


バンド名、「柳田周作」という人

まず、「神はサイコロを振らない」っていうバンド名について。結構インパクトがあると思う。
勿論ちゃんと意味が込められていて、座右の銘と言っていいほど私自身も好きな言葉なんだ。

とあるサイトでのファンの方からの質問『神はサイコロを振らないってどういう意味ですか?』に対するアンサーがこちら。

アインシュタインの名言です。"神様とか運命とかそういった曖昧な何かではなく、進むべき道、末路は自分達自身で決める"といった意味合いです。本来は量子力学の話なのですが、僕らなりに別の解釈をしています。

当たり前なのかもしれないけれど、このバンド名に彼らの全てが詰まっているような気がする。
神や運命を曖昧な何かと捉える彼の感性も私は好きだな。

そう、神サイのボーカル柳田周作の
人間性と感性がね、私は大好きなんだ。
彼が発する言葉で印象に残ってるものが沢山あって、スクショで記録もしてある。

彼は弱さを隠さない人なんだろうなぁ。
弱さを隠さないことこそ、強さなんじゃないか?と思わせてくれる。

いつからか神サイの音楽はリスナーから
『救済ロック』って言われるようになってた。
今はなんて言われてるか分かんないけど、
私も彼らの音楽に幾度となく救われた。

彼らが奏でる音は時には力強く、時には優しく、でも個人的には触れてしまったら壊れてしまいそうなほど繊細な音に聴こえることが多い。
すごく繊細。でもしっかりと芯がある。
等身大の彼らを音楽として表現してるような。

音楽を演っている人って、案外自分のために音楽をやってる人が多い気がする。自分を救うため。
でもこの結果として聴いている多くの人たちのことも救ってるんだよね。
そう、音楽って救い。

あと、彼はエンターテイナーとしても優れた人でしてね……。
売れた今でも変わらずやっているようですが、昔から音楽だけではなくファンに笑いをもたらす力も長けておりまして(⌒-⌒; )

スクショタイムだったらしい


普段のおちゃらけ具合からは全く想像できない彼の胞弱さ、その胞弱さから生み出される強さが魅力なんだよなぁ。


神に選ばれた女

初めてライブで見て、やっぱりどうしてもまた彼らに会いたくて。好きなバンドとのツーマンが決まった時、迷わずチケットを購入。遠征。
するとまさかの、奇跡が起きた。

整理番号、1番。


こんなことある…?
雷が落ちたかのような衝撃を受けたバンドの盟友とのツーマン、東京遠征で、整理番号1番。
神はサイコロを振らないと言いますし、それを信じてますけど、さすがにこれは神様が私の日頃の行いや彼らへの気持ちを評価してくれたと考えてもいいですよね……。私のための整番1。
選んで与えてくれた神様と熱い握手と抱擁を交わしたいくらい。

最前列ど真ん中


対バンの「Ivy to Fraudulent Game」もとってもいいバンドでねー。
アイビーについてはまた別記事で書きます。

伝説のツーマン


おもひで、ぽろぽろ

それからというもの、彼らのライブにはたくさん行ったな〜!
長々と思いの丈を綴った手紙を渡したり、差し入れ渡したり、写真撮ってもらったり!
思い出たくさんだ!供養!


昔の曲も愛してほしいという本音

あの時は、昔は苦しそうに歌ってたのに伸び伸び歌うようになったな〜〜と、もう1つの私のルーツでもあるマイファスの時と同じような感覚に。

彼らは「夜永唄」という歌をきっかけに
大バズりしてもはや有名な地上波歌番組に出たり、旧SexyZoneに楽曲提供をしたりするくらい人気に。俗に言う、遠い存在になったというやつ。

遠い存在になることは別にいいんです。
いいんですけど、インディーズ時代の、大バズりする前の曲をライブで全く演奏しなくなってしまって私はそれがただ悲しい。
彼らなりのケジメなのかもしれない。
大きな舞台で戦っていくための。
けれど、古参アピールするわけでもないが、彼らの土台となった曲たちも変わらずに愛していってほしいし、望んでるリスナーもいると思うんだよなぁ。最近の神サイの曲はちょっと強すぎる。もっと弱いあなたたちを見たい、私は。

サブスクすら解禁されていないここら辺の曲たちが私はとっても好き。
あえてサブスクの解禁をしないのは、昔から知っててくれてるファンへ向けてのせめてもの気持ちなんだろうか。あなたたちだけの宝物にしてってことなのかな。

私の中での神サイといえばこれ!は「秋明菊」
この曲を聴けば神サイの音楽を一瞬で解ることができる気がするとすら思ってる。


歌詞も音作りも全部大好きな「煌々と輝く」
これYouTubeにあるMVとCD音源で音が全然違うんですけど、YouTube版の音源が特に大好きなんです。
イントロのギターの1音1音が今にも消えていきそうで、でも煌めいている感じが。
あと途中から入ってくるベース、まさに歌ってるかのよう。楽器が「歌う」って感覚を、この曲で初めて感じた気がする。一生すきです。


TikTokで大バズりした「夜永唄」
古参アピールするわけでは!!ないけど!!
正式リリース前は「flower」って曲名だったんだよね。
この曲を初めてライブで聴いた時に思った。
「この曲が世に放たれたら売れてしまう」って。
予感は的中。これをきっかけに超有名に。
あの神木隆之介くんのカラオケの十八番になるくらいの曲に成長したんだよ。
でもねー、「夜永唄」こそ彼の繊細な歌声がすんごく活きていて、この曲が売れないわけが無かったんだよね。
柳田周作の歌声は本当に唯一無二。
今にも消えそうな儚げな歌声がクセになるし、
胸がギューっとなるんだよなぁ。

そんな「夜永唄」はこちら。



やばいもう3000字も書いてるーーーー。
しょうがないだろ!!!私の人生を変えてくれて、いつも救ってくれたロックバンドのことなんだ。
でもなんとなくひと段落だから、ここら辺にしようかなぁ、また追記するか別記事で語ろう…。

これからもたくさんの人たちを救う、
救済ロックであり続けてください。

最後まで読んでくれた人ー!!!!!
もしいたら5億回握手しよう!!!!!
ありがとう!!!!!

🤝🏻❤️‍🔥❤️‍🔥❤️‍🔥

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