市政刷新ネットワークさんとの対話
2022.07.22 先方より質問状が届きました。
質問の内容を確認するため2度3度と書面上でやりとりを行なって参りましたが、最後8月22日に当方から回答した内容については、いつまで経っても先方のブログ上にUPされることがありませんでした。先日、先方の事務局長さんにお目にかかった際、そのことをお尋ねすると、「UPされる予定はない」とのことでした。このままですと、当方が返答してないかのように受け取られかねませんので、こちらで今回の経緯をまとめてご報告致します。
1.まずことの発端
2022.07.22 に先方より上記リンクにある通りの質問状が届きました。
大別して6項目ございました。正確な回答をするため、質問内容について把握しかねる部分については、こちらから再質問をしながら進めました。
なお、先方のサイトにUPされなかった最終回答がこちらになります。
どのようなやり取りがなされたのか、わかりやすくするため、項目ごとにわけてこちらに掲載してまいります。
2.質問1について
Q1.石丸市政の2年間について、どう評価されますか。
回答
A1.石丸市政2年間の評価
当市の基金残高は約64億円(特別会計を除く[R4当初予算における4年度末見込額]P.31)、今年度当初予算での基金繰入金は約4.1億円。
この調子でいけばあと16年で基金は底をつき、借金をせねば予算編成ができなくなる状況に陥ります。当市の財政状況を鑑みるに、あらゆる事務事業の見直しを図り、行政をスリム化する必要があります。言い換えれば、これまでの行政サービスを縮減せざるを得ない状況です。「削減だけなら誰でもできる」という声も耳にしますが、今あるサービスをカットすることが大変難しいことは、公共施設等管理総合計画の「総延床面積を20年間で30%以上削減する」目標が、7年間で4%しか進んでないことが示す通りです。批判を覚悟でこのことに着手する石丸市長の姿勢は支持するところであります。
また「将来へ向けた政策がない」という声もありますが、スリム化は将来を見据えたものに他なりません。付け加えると、安芸高田市を発展に導く「攻め」の部分は二人目の副市長人事で示されていたという認識でおります。
一方で議会対応について、問題点を市広報などを通じて指摘する手法については、本来市民が関心を持って議会・議員をチェックし評価を行うべきことであり、市長の仕事ではないと考えております。このことについては直接市長にも「欠点をあげつらうより長所を生かしあうべき」で再考を求む旨を伝えておるところです。なお、市長は「方針は不変だ」と回答されてます。
また「国語力」の件については、そもそも「副市長に係る予算については “客観的に”考えて行財政上の重要問題とは捉えられない」という回答自体が問題であり、全員協議会で提起しておりますが、既に提出されたものであったことが悔やまれます。
8月8日の返信についてのやりとり
【シセイクラブ回答 2022.08.20】
たしかに以前は基金の取崩はほぼなく、むしろ積立が多かったのですが、一本算定となったH.27年以降、財調基金取崩額(積立分を差し引いても)は増加傾向にあり、直近3年間(H29〜R1)を見ても取崩額4億円という額は異常値ではありません。確かに災害復旧が主因でありますが、昨今の気象状況を勘案すればいつどこで災害が起こってもおかしくはなく、除して得た16年を待たずして基金が底をつく可能性もある、と危惧しております。決して欺瞞などではなく事実を元に述べております。