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ハノイで服をつくる|9泊10日ベトナムご自愛旅
残暑が残る10月末。そろそろ冬になっていいはずが、まだぬるく暑い日本を出て、遅めの夏休みをいただき、ベトナムへやってきました。
10年前にホーチミンに訪れたとき、鋭く光る人の目に「なんだか社会主義の国って怖いな……。」とぼんやり思ったのですが、今回のベトナム旅は、首都ハノイと、南の島フーコックのリゾートということもあり、10年前とは違う体験が待っていました。
今回は「ご自愛旅」と称して、女性に嬉しいスパや、最新のお買い物スポットを回ったりしました。
またコンテンツ合宿と題し、1日1本リール制作も頑張りました。
そんな、9泊10日のベトナムご自愛旅の様子をお届けします。
1日目 オーダーメイドで服をつくる
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成田空港から6時間ほど。ベトナム北部、首都ハノイの空港に着くと、あっという間に野良のgrab(タクシー)運転手が「俺の車に乗れ」とスマホを片手に営業してきます。
このハングリーさに、「あぁ東南アジアに来たのだな」と思いました。
野良のタクシーは、アプリを通さず、現金で交渉してぼったくりをすることもあるので、絶対に乗らないと決めていました。
アプリでマッチングするも、合流地点にあまりに人が多すぎて、ピックアップ迷子に。
あとからハノイ在住の友人に「うまくgrabに乗るコツ」を伝授してもらったので、noteを読んでまいるみなさまにもシェアします。
空港でgrab迷子にならないピックアップのコツ
1:横断歩道を渡って喫煙所の灰皿が写るように自撮り
2:向かいの柱の番号も撮って自撮りとともに送る
3:ドライバーが迎えに来てくれる
grabを使えば現金は使わなくて済むので、「現金で」と言われた場合「grabに通報しますね」でOKだそう。
わたくしは、旅行前にアプリをダウンロードし、決済するカードを登録しておきました。
空港を出る時に、現金を要求されたというnote旅行記をみていたので、ややビビっていたのです。
grabは、アプリだけで決済も完了するので、ホテルで両替するまで現金がなくても大丈夫でした。
ハノイで暮らす女友達と合流
今回ハノイを訪れたのは、友人である「ちゃま」が駐在帯同で移住したから。
ちゃまは、前職の同僚です。
同僚といっても、同じ会社にいただけで、一緒に働いたことはなく、会社を辞めてから仲良くなりました。
性格はというと全く真逆で面白い。
みていて変な人だなぁとお互い思ってると思います。
だいたい仕事や友人は、じぶんと似たようなタイプばかりが集まり「わかる〜」って頷くことが多いのですが、ちゃまとは「わかる〜」とお互い思ったことがなく、「へえ!面白い女」といつも驚かされます。
そんなちゃまは、ベトナムに引っ越して1年ほど。
持ち前の明るさと努力で、ベトナム生活を送っていました。
毎朝8時にベトナム語のレッスンを欠かさずしているのは聞いていたけれど、本当にベトナム語がペラペラで、この人はすごいなぁと思ったものです。
人に甘えることが苦手なわたくしは、甘える練習だとばかりに、ちゃまを頼りにしていました。
ベトナム語なにも聞き取れないから、ちゃまに通訳してもらっていました。
「なにからなにまでありがとう」
と言うと
「できることをやってるだけだよ♡余剰のシェアだから♡」
と言ってくるいい女です。
「毎日10人と話すようにしている」という彼女。
道端で野菜を売るおばちゃん。カフェの前で靴磨きをするおばちゃん。
いきつけのスパや飲食店の店員さんなど、豊かな登場人物たち。
「野良ベトナム語レッスンをしてる」と言いますが、みんなちゃまのことが大好きで、ニコニコで、ちゃまは本当に明るいギャルだなぁとまた感心してしまいました。
日本にいるわたくしは、1日10人と会話しているか、と問われるとちょっと怪しいですね。
さて空港からgrabで1時間ほどでホテルに到着。
今回は「ホテルデュパルク」に滞在。
日系のホテルで、青山グランドホテルやWITH THE STYLE FUKUOKAを手がける「Plan・Do・See」が運営していることも決め手でした。
ベトナム語は本当にわからないので、日本語が話せるスタッフがいるのは、なにかと安心です。
「日系のホテルはレートがいい」と聞いていたので空港ではなく、ホテルで両替してもらいました。
その際も、スマホのレートアプリでダブルチェックします。
ベトナムで服を作りたい
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準備ができたら布屋さん「333」へ。
現地のメッセンジャーアプリ「zalo」で、アポを取ってもらい行きました。「お店に着いたら連絡してね!」と言われて現地に着くとシャッターを開けてもらいビルへ。2階と3階が布だらけです。
行きはもちろんgrab。
ちゃまがテイクアウトしてきてくれた、アボカドマンゴースムージーを飲みながら移動します。
このスムージー、砂糖不使用なのに甘くて美味しくて、滞在中ほぼ毎日飲んでいました。
布問屋「333」に到着
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あふれんばかりの布とはぎれのプール。そのなかからピンとくる布を探す。
事前準備として、こういう服を作りたいという画像と素材(ポリ・シルク等)をGoogleスプレッドシートにメモしておきました。
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ちゃまとは韓国美容旅も一緒にいく仲なのですが、いつも旅行用のGoogleスプレッドシートを1枚準備して、共同編集で旅程表や立替分の精算をしています。
そのGoogleスプレッドシートに、作りたい服タブを追加しておいたという訳です。
今回はワンピースを3着、シルクのパジャマを1着つくる予定で、あとはかわいい布との出会いを楽しむのみ!
好みがしっかりとあるので、あっという間に布の海から3種類の布を掘り出し、量り売りで250,000VND/布3種類(日本円1,500円)で生地を手に入れました。
改めて、服は布からできていて、布を仕入れて、デザインして、修正して、発注数ミスらないようにしてってアパレルめちゃ大変じゃない? と既製服のありがたみを感じました。
ベトナムは布の街で、アパレルの生産量は世界のトップ3なのだそう。
オーダーメイドで服を作るのが楽しいと、常々ちゃまから聞いていたので、服作りはベトナムでやりたいことのひとつでした。
肩を組みながら値切りする
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布を仕入れたその足で仕立て屋へ。
17時でお店が閉まるので駆け込みました。
移動はすべてgrabです。
布問屋街を通り抜け36番地の仕立て屋へ。
パジャマ用のシルクを300,000VND(1,800円)で購入し、生地家の奥にある仕立て屋へ。
ちゃまは、よくこんな小道の奥にある仕立て屋を見つけたなと感動しつつ入ると、マブダチみたいなノリのおばちゃんが登場。
とにかくニコニコでちゃまと仲良し。
作りたい服のイメージをメッセンジャーアプリ「zalo」で送り、採寸をし、特急料金込みワンピース4着で1,500,000VNDでと言うところ、
ちゃまが肩を組み値切り交渉。
肩を組みながら可愛い子に値切り交渉されたら、そりゃ断れんだろうなと眺めていたら、
結果的に1,450,000VND(8,779円)でお願いすることに。
ちゃまはすごいなぁと、私は何もできずに立ち尽くしておりました。
足裏なのに全身?70分1,200円のマッサージ
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終わった後に「飛行機の移動で疲れたんじゃない? ふみっこいく?」ということで、ちゃまがよくいくローカルフットマッサージ店へ。
「ふみっこクラブ」とわたくしたちが勝手に呼んでいるそのお店は、足裏マッサージといっても肩首、頭など全身やってくれる。
「信じられないくらい肩と背中ほぐされるから、ノーブラで受けた方がいい」と有益なアドバイスをもらい、ノーブラでチェック柄の施術着に着替えます。
たしかにめっちゃうまくて、これで70分200,000VND(1,200円)とチップ100,000VND(600円)って、ベトナムのローカルフットマッサージ店すごすぎです。
ここ。英語は通じないので、翻訳アプリで画面を見せたらOK。
そもそも足裏マッサージで、全身やってくれるなんて、普通思わないじゃない?
こういう住んでる人からの情報ってありがたいなぁと思いながら、フラフラした頭で、フットマッサージ屋のむかいにあるアパレル店をウィンドウショッピングして近所のデパートへ。
ベトナムのアパレルブランドはこの2つ
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ベトナムは韓国資本を感じる
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すっかり日が暮れたハノイの街並み。
「わたしベトナム料理好きじゃないから一緒にいるときは別の料理たべよ♡」ということで、デパートにサムギョプサルを食べに来ました。
エレベーターに乗り目的のフロアに着いた瞬間
〜♪
ファミマの入店時の音楽が鳴る。
え?!
ひとりだけ動揺しながら、面白いなと思いつつ降りる。
焼肉はここ。美味しかったから日本にもあるかな?と思ったら新大久保にもありました。リピ予定。
ベトナムは韓国の工場が多く、韓国資本が流れ込むため、デパートの館で流れる音楽もKPOP。
ハノイギャルもみんなY2Kな韓国ファッションに身を包み、アイドルのようだった。
「アニョハセヨ〜」と店員さんに案内され、サムギョプサルを食べるわたしたち。
韓国でもベトナムでも同じように焼肉を食べているのが、わたくしたちらしいなと思いました。
1日目のリール動画はこちら
ここからはメンバーシップ限定
ホテル生活が始まりました。
ホテルマンの清潔感と高貴な雰囲気には、毎回感動があります。
いつも読んでいただきありがとうございます。しゃけ(ねこ)にチャオちゅーる買わせていただきます。