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ミツバチと私 - 新宿武蔵野館

新宿で映画好きといえば、有名な新宿武蔵野館、昔から通ってるお気に入りの映画館だ。ミニシアターというカテゴリーにいれていいのか、スクリーンが複数あるので、結構大きい方だと思う。

ミツバチと私は、純粋な少女の想いと、それを許さない社会との葛藤を描いた物語だ。

ココ(坊や)とよばれる8歳の少女は、産まれた時に男性を割り当てられたトランスジェンダーだ。ココとよばれることに抵抗感をしめし、自分は女の子だと主張する。その事を受け入れられない大人達、理解を示す大人、それぞれとの葛藤を描いた映画だ。

フランスからスペインのバスク地方にバカンスにでかけた家族は、光かがやくバスクの地で、ミツバチの養蜂と出会い、村の人に受け入れられながら暮らしていく。

バスクの自然がまぶしく、少女役を演じるソフィア・オテロの演技がすばらしい。彼女(彼)は、映画初出演にして主役を演じ、第73回ベルリン映画祭の最優秀主演俳優賞を受賞している。

クィアーシネマなんだけど、主張がつよくなく、誰でも見れる映画は貴重だと思う。


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