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サンテとガンテ兄弟の思い出の味、激辛チャンポン[매운 짬뽕](ドラマ『サイコだけど大丈夫』について#9)

『サイコだけど大丈夫』について9回目です。今回はムン・サンテ(オ・ジョンセ)とムン・ガンテ(キム・スヒョン)の兄弟が、子どものころにお母さんと3人で食べた思い出のチャンポンについて。家庭で作れる人気のインスタント麺も合わせて紹介します。

 韓国には昔から中華料理を出す食堂が多く、韓国式にアレンジされた、庶民的な中華料理が親しまれています。そうしたメニューの中でも、もっとも定番の料理がジャジャン麺とチャンポン。韓国のドラマや映画をいくつか見たことがある人なら、よく登場する韓国式ジャジャン麺もご存じではないでしょうか。それぐらい日常的な食事のジャジャン麺と並んで人気なのがチャンポンなのです。ジャジャン麺とチャンポンは値段もほぼ同じで、お店に行くとどちらにしようか迷う人が多いので、半々メニューがあるお店も多いです。

 日本のチャンポンと違うのは、もともと少し辛いことです。そしてボリュームたっぷりで、麺料理なのに具材を食べる楽しみがあります。専門のお店ほど海産物がたくさん入って栄養バランスもよく、とてもおいしいです。

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 ドラマの7話で、ガンテが兄のサンテに「母さんと行ったチャンポンを食べに行こう。兄さん、好きだっただろ?」と誘います。子どものころによく行った思い出の場所、思い出の味。ところが、辛いチャンポンはサンテではなくガンテの好物で、毎日食べたいとねだるガンテのために母さんが連れていってくれていた、とサンテが話します。自分は愛されていなかったと孤独を感じて生きてきたガンテが、母の愛を思い出すシーンでした。

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ドラマ『サイコでも大丈夫』からのキャプチャー画面。

 チャンポンはもともと辛めの味付けなので、「辛い」がついているのは「激辛」になると思います。ちなみに、韓国では最近、ジャジャン麺もインスタントラーメンも辛いものが話題になっています。ガンテとサンテ兄弟の思い出の中華料理店は、誰でも子どものころに行ったことがありそうな、親しみのあるお店で、見ていると無性にチャンポンが食べたくなり、ついガンテとサンテ兄弟に気持ちが入ります。

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ドラマ『サイコでも大丈夫』からのキャプチャー画面。

 日本で韓国のチャンポンを食べる機会はあまりないですが、インスタントチャンポンなら手に入れると思います。韓国のチャンポンの味とは異なりますが、また違ったインスタントチャンポンならでは美味しさがあるので韓国でもとても人気です。インスタントチャンポンの商品の種類は多く、中でも評判がいいのが「ジンチャンポン」と「マッチャンポン」です。

ジンチャンポン 진짬뽕

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マッチャンポン 맛짬뽕

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 インスタントチャンポンは、普通のインスタントラーメンとはスープの味が全然違います。辛いけど癖になりそうな感じで、とくにスープの匂いが食欲をそそります。今回はマッチャンポンを作ってみました。ちなみに購入したのは日本のスーパー「肉のハナマサ」です。気になった人はぜひ試してみてください。

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