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特別出演ホン・ソクチョンはマイノリティにやさしい自由の街・梨泰院<イテウォン>の顔(『梨泰院クラス』について#7)

 ドラマ『梨泰院クラス』について、7回目です。

 ドラマを見た人は、何度か登場するスキンヘッドでメガネをかけている個性的な人物が印象に残っていると思います。「ホン・ソクチョン」本人として出演している彼は、梨泰院という街の象徴的な人物なのです。

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ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面 スアがホン・チョクソンをセロイに紹介するシーン

 もともとタレント活動をしていた彼はゲイであることを2000年にカミングアウトしましたが、世間の反応はとても厳しく、しばらく芸能界から干されました。それほど韓国社会で同性愛はタブー視されていたのです。彼は海外への移住を考えましたが、梨泰院の友人たちに励まされて留まり、ゆかりのある梨泰院にお店を構えて成功しました。

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ドラマ『梨泰院クラス』からのキャプチャー画面

 今は時代が変わり、性的少数者に対する認識も変化しました。ホン・ソクチョンはふたたび芸能界で活躍するようになり、梨泰院で飲食店を経営しながら街の発展に力を注いでいます。ドラマの中でも街の相談役として一目置かれていましたね。

 主人公セロイ(パク・ソジュン)は中卒で前科者という社会的ハンデを背負い、彼が経営するポチャ「タンバム」の仲間たちも、反社会性パーソナリティ障害のイソ(キム・ダミ)、元ヤクザのスングォン、ジェンダーの悩みを抱えるヒョニ、婚外子として日陰で育ってきたグンス、差別されてきたアフリカ系韓国人のトニーと、マイノリティ集団です。彼らが自分らしく生きていくのに梨泰院という街はぴったり。そして彼らひとりひとりの物語も折りこまれているのが、このドラマの面白いところです。

 また最終話にはホン・ソクチョンと交友のあるイケメン俳優の特別出演もあります。これから見る人はお楽しみに!



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