ドラマ『それでも僕らは走り続ける』に登場する映画の名セリフ
안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。
前回、ドラマ『それでも僕らは走り続ける』に登場する映画を紹介しました。ヒロインのミジュ(シン・セギョン)が映画の翻訳家をしているのでこのドラマには映画にまつわる会話が多く見られます。今回は、ドラマの中で使われている映画の名セリフを紹介したいと思います。脚本家がドラマを通じて視聴者に伝えたい大事なメッセージで、どれもとても心に響きます。
2話、ミジュとソンギョム(イム・シワン)は屋台でお酒を飲みます。別れたあと、酔って道に座りこんでいるソンギョムの前にミジュが再び現れ、手を差し伸べるシーン。ソンギョムは、映画のあるセリフを見てから映画翻訳家を夢見たと言ったミジュの言葉を思い出し、その映画のセリフは何だったのかと聞きます。
ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。
ミジュが教えてくれたのは「Why do we fall? So we can lean to pick ourselves up…人が転ぶのは、立ち上がり方を学ぶため」。これは映画『バットマン ビギンズ』の中のセリフです。何かに失敗して立ち直ろうとしている人の応援になる力強い言葉で、癒される気がします。きっとこのセリフはソンギョムの心にも響いていますね。
『バットマン ビギンズ』(2005年)
クリスチャン・ベール主演、バットマン誕生の伝説を描くエンターテインメント超大作です。リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンなどの演技派に加え、渡辺謙も出演しています。
16話、姉妹のような親密感がある同居人メイ(イ・ボンリョン)とミジュ。メイは子どものころ、自分の名前をお母さんは“メヒ”と呼びお父さんは “メイ”と呼んでいて困惑していたことを話します。するとミジュはシェークスピア原作の『ロミオとジュリエット』のセリフを言います。
ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。
「What's in a name? That which we call a rose By Any Other Name would smell as sweet…どんな名前で呼ぼうとローズの甘い香りは変わらない」。ドラマのテーマにも寄り添うセリフなので、暖かい気持ちになります。また、メイとミジュは本当の家族ではありませんが、まるでそれ以上の関係性が見られるシーンでもあります。
『ロミオとジュリエット』(1978年)
シェークスピア原作の戯曲『ロミオとジュリエット』は、時代を超えて、演劇はもちろんミュージカル、映画化されている世界の名作です。
ミジュを始め映画に関わる登場人物たちの生き方や心情を表現するエッセンスがたくさんつめこまれた作品です。私たちも励ましや癒し、何かのきっかけになるような映画やドラマに出会えたら素敵ですね。
안녕!