二日酔いの朝に愛の豆もやしスープ(コンナムルクッ 콩나물국)『愛の不時着』『梨泰院クラス』にも登場した朝の定番
今回は、韓国ドラマによく出てくる豆もやしスープについて。レシピも紹介します。
ドラマ『梨泰院クラス』第5話で、天才高校生でインフルエンサーのイソ(キム・ダミ)が、自分の必要性をセロイ(パク・ソジュン)にアピールしようと、彼の店「タンバム」でおつまみを一品頼みます。そのとき、お通しとして豆もやしスープが出てきます。イソは運んでくるときのサービス、味つけ、メニュー構成や店内の照明にまで的確にダメ出しをして、崖っぷちの「タンバム」のマネージャーに就任します。
飲食店ではお通しとしても、ご飯の付け合わせとしてもよく出てくる基本の一品、それが豆もやしスープです。さっぱりしていますが、ニンニクが入っているので刺激もあります。韓国の家庭では朝の食卓の定番です。
『愛の不時着』の第4話。韓国女性のセリ(ソン・イェジン)が、北朝鮮の将校ジョンヒョク(ヒョンビン)の家の庭で第5中隊の隊員たちと貝バーベキューと焼酎を楽しむ場面があります。その翌朝、ジョンヒョクが二日酔いのセリのためにコーヒーと豆もやしスープを用意してくれます。豆もやしスープは酔い覚ましスープ「解臓汁(へジャンクク 해장국)」としても定番で、朝ごはんにぴったりです。
シンプルで淡泊なので、日本人にも好まれています。また、冷やしても美味しいので、食欲が落ちる夏におすすめです。
「材料」2人前
豆もやし 100g、煮干しだし 600ml、薄口醤油 大さじ1/2、ニンニクおろし少々、塩少々、ねぎ少々
(*豆もやしは茎の根元を手で切ってからきれいに洗い水気を切っておきます)
1. 鍋に豆もやしと煮干しだしを入れます。
2. 強火にかけて蓋をします。沸いてきたら弱中火にして10分くらい沸かします。
3. 薄口醤油とニンニクおろしを入れ最後にねぎを入れて完成です。
*豆もやしスープを作るときは必ず蓋をしてください。蓋をして沸かすと豆もやし特有の臭みがなくなり、スープの味が淡白で美味しくなります。
*煮干しだしがないときは、先に煮干しだしを作ってからそのままスープを作ってもいいです。
基本煮干しだしの作り方
「材料」4人前
昆布 5〜6cm 1枚、煮干し 30g、水 1200ml
1. 鍋に水と昆布を入れ弱火で沸かします。
2.沸騰前に昆布を取り出します。
3.煮干しを入れ中火で10分くらい沸かします。
4. ざるで濾します。