見出し画像

ドラマ『地獄が呼んでいる』の気になるキャスティングを検証その②

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 前回から引き続き、ヨン・サンホ監督の望み通りになったという『地獄が呼んでいる』のキャスティングについて。

パク・ジョンジャ役 キム・シンロク

画像1

写真はすべて公式サイト(www.netflix.com)より。

子どもの前で地獄行きを告知されるお母さん。残された家族のために応じた地獄行きが生放送されるシーンは世の中に強烈的な波紋を呼びました。

『イカゲーム』では新人女優チョン・ホヨンが新しい顔として話題になりましたが、『地獄が呼んでいる』では新人ではないもののパク・ジョンジャ役のキム・シンロクが一番話題の人物とされています。これからの活躍が楽しみです。

 キム・シンロクは1981年生まれ、ソウル大学社会科学学科出身、漢陽大学大学院演劇映画学科の修士号を持っています。さらに韓国芸術総合学校の演劇院演劇学科を卒業し、2005年から映画に端役として出演していて、2020年 にドラマ『謗法(ほうぼう)~運命を変える方法~』で正式なドラマデビューをしています。ちなみにこのドラマはヨン・サンホが脚本家デビューをしたことでも話題になりました。

出演作:映画『恋愛の目的』『謗法~運命を変える方法~』『バーニング』『ある日〜真実のベール』など

ぺ・ヨンジェ役 パク・ジョンミン

画像2

新興宗教『新真理会』のドキュメンタリーを制作するテレビ局NTBCの番組PD(プロデューサー・ディレクター)。妻とともに信じられない地獄行きの告知に向き合います。

 ぺ・ヨンジェは4話〜6話の重要人物です。監督はアーティストでもある彼に、ドラマに対する世界観を自由に表現できるよう任せていたそうで、パク・ジョンミンは監督からこの役は自由にやってみろと言われたそうです。監督は、このぺ・ヨンジェ役は原作と少し違って、一番俳優の色に染められたキャラクターになったと褒めています。

 パク・ジョンミンは1987年生まれで、2011年に映画『BLEAK NIGHT 番人』でデビューしています。高麗大学校の人文学科を中退し、俳優になるため進路を変更して韓国芸術総合学校演劇院演劇学科を卒業しました。努力派で多彩な役を経験し、演技力と役作りがうまく、キャラクターの魅力を最大限に引き出していると評価されている期待の俳優です。

出演作:映画『空と風と星の詩人〜尹東柱の生涯』『それだけが、僕の世界』『ただ悪より救いたまえ』など

チン・ギョンフン役 ヤン・イクチュン

画像3

ソウルの街の真ん中で起きる地獄の天使の出現事件を調査している刑事。

 チン・ギョンフンは生きる意欲をなくしている人物です。愛する存在が亡くなって、残った者を守らなければならない中、世の中が不思議に変わっていく事件に理性的に接していきます。ドラマでは感情を噴出するより内面に感情を含んでいるような演技が好評でした。ヤン・イクチュンはヨン・サンホ監督の前作のアニメーションで吹き替えをしていた際に監督の独創的な世界観に興味を持っていたので、今回のドラマにキャスティングされ、とてもうれしかったようです。

 ヤン・イクチュンは1975年生まれ。主に自主映画界で俳優兼監督として活動していたのですが、2008年に自身で監督、脚本、主演を努めた自主映画『息もできない』が韓国国内や海外で注目され、大衆に知られるようになりました。日本映画『あゝ、荒野』では菅田将暉と共演しています。また、2020年から韓国映像大学校の演技科教授を務めています。

出演作:映画『息もできない』『詩人の恋』『あゝ、荒野』など

 次回は2月4日(金)更新予定です。

 안녕!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?