誰が欠けてもあり得ない!愛すべき助演俳優(『愛の不時着』について#2)
ドラマ『愛の不時着』について、2回目です。
韓国ではドラマの成功は助演俳優の活躍によって決まると言われるほど、その役割は大きいです。『愛の不時着』にもメインキャラクターのほかに個性的な演技派俳優がたくさん出演し、中でも中隊を率いるジョンヒョク(ヒョンビン)の部下である北朝鮮の兵士4人組と、ジョンヒョクが暮らす社宅村のマダムたちは韓国でも人気を集めています。
tvN公式サイトより
http://program.tving.com/tvn/cloy
ドラマファンの間で「第5中隊のF4」と呼ばれている兵士4人組は、セリ(ソン・イェジン)と犬猿の中で酒好きのピョ・チス、
無口でイケメンのグァンボム、
韓流ドラマを愛するジュモク、
純真で家族思いのウンドン。
彼らは信頼するジョンヒョクの下でセリを守り、韓国に帰す作戦を遂行しようとする精鋭たちですが、セリにとっては憎めない北の弟たち。彼らのシーンは笑いと癒しであふれています。
北朝鮮の社宅村のマダムたち
一方はセリの北のお姉さんたち。社宅村のマダム軍団は、全員がジョンヒョク中隊長ファンの人妻。突然ジョンヒョクの家に住みついたセリとのマウントの取りあいや、大佐の夫を持つボス妻ヨンエのご機嫌取りシーンがコミカルでしたが、助け合って生きる彼女たちの姿に人情を感じました。
こうした村での交流のシーンは、北朝鮮の生活の様子、韓国との言葉や習慣の違いにとても興味を掻きたてられました。そのあたりのことも、今後紹介していきますね。
またジョンヒョクの婚約者ダン(ソ・ジヘ)の母親役を演じたチャン・ヘジンと、
その弟で大佐役のパク・ミョンフン。
いつも姉弟漫才のような軽妙な絡みでダンの将来を案じる2人は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パラサイト 半地下の家族』にも重要な役で出演しています。「半地下のあの人」が上流階級の役を演じているので驚いた人も多いと思います。「名品助演」と言われる助演俳優の演技や役作りは、作品ごとに同じ人物とは思えないほど違うので、注目して見るのも楽しみのひとつです。
写真はすべてtvN公式サイトより
http://program.tving.com/tvn/cloy