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マスキングテープでスカートを作る

ⅩⅩⅣ,マスキングテープでスカートを作る。
さて、ぼくの覚えてきた模型技術講座となりつつある本記事ですが、今回は特別講師として、秋葉原で活動するマステの魔術師、立花マコト氏によるマスキングテープ活用術をご紹介します。
氏はマスキングテープで衣装を作ったり、果ては髪パーツを作ったりと、軽く常軌を逸している(誉め言葉)方で、今回は模型講座のためにスカートの作り方を描き下ろしてくださいました。

材料はマスキングテープのみ、使う道具もテープをカットするためのはさみかナイフがあれば十分です。

それでは、作業の方を見ていきましょう。


※フリーハンドなので雑。サイズはフィーリング

001.

まずはメインとなる部分の用意。
今回は白線の入った緑スカート。
線なしの単色スカートを作りたい場合はそのテープなしで同様に作ることになるが、横線が出ることに注意。
緑2本、白1本切り出す。
わかりやすく交互に並べる。
長さはひだの間隔によるが、今回はだいたい身長の倍。
作業中長さが足りなくなった場合は足すことは可能だが、余って切り落とす方が楽なので長めに切った方がいい。

002.


一番下になる緑を、粘着面を内側に1/3折る。
折り目から手前1/3の一部が見える部分なので、そこだけ曲がらないように注意。
写真はやや雑なので曲がっているが、支障はない。

003.

折った緑の上に白をややズラしてまっすぐ重ねる。
幅はお好みで。

004.

残った緑を先ほどと同様にややズラしてまっすぐ重ねる。
幅はお好みで。
個人的には白と下の緑は同じ幅か、白が狭い方がオススメ。
また、上の緑が透けてやや色が薄くなるので、二重にすることも可能だが、分厚くなって作りづらくなるので注意。

005.


等間隔に波状に折る。
2対1で谷折りを山折りを繰り返す。
2→谷折り→1→山折り→……。
間隔はお好みで。
間隔によって最初に必要なテープの長さが異なる。
腰回りに足りない場合はその分の長さの同じものを作り、折り目で隠れる様に継ぎ足す。
多い場合は切り落とす。
やや余裕ある長さの方がいい。

006.

折ったあとと同じ長さの緑テープを用意。

007.

裏から粘着部分が隠れるように貼る。
写真のように中央を折るとやりやすい。

008.

上にはみ出た追加テープを手前に折り、貼って上端を固定する。
輪にして固定するため、左端に上テープ分の縦幅の短いテープを用意する。

009.

腰に巻いて、短いテープで固定する。
今回のやり方では後ろは見えないものとして雑に貼っている。
メガミデバイスなど本体側を分解して、スカートが輪の状態で外せるものであれば、ひだをつなげる様に完全固定することも可能。

010.

腰の横幅くらいのテープを用意し、四等分する。

011.

012.

四等分した内の2本、左右ともに前から後ろへ、絞る様に折り込みながら貼る。
後ろ側は斜めになってもよい。

013.

四等分した内の1本、後ろ側の上端中央に、左右貼ったテープを抑えるように貼る。

014.

四等分した最後の1本、前側の上端中央に貼る。

015.

ベルトか何かで固定するとよい。

016.

そのままでは上に抜ける場合もあるので、接続穴を利用して固定してもよい。

017.

完成。
可動にほぼ干渉しない。


いかがでしたでしょうか。
氏に曰く、マステ衣装は切って貼るだけなので、誰でもできる、とのことです。
ご興味持たれた方は、これを機にマステ工作の道に入ってみてもよろしいのではないでしょうか。

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