メガミデバイスアーンヴァル製作 その2
さて、前回はプラモデルを作るのに必要な、基本的な工具類についてお話ししました。
今回はいよいよ、実際にアーンヴァルを組み上げる際の注意点について触れていきたいと思います。
と、言っても基本的には説明書をよく読み、その通りに作っていくことに尽きるのですが、説明書では分かりづらい点や、そのままでは破損の恐れがある個所などもありますので、それを中心にご紹介していきたいと思います。
特に今回は素体部分に焦点を当ててお話ししたいと思いますので、武装についてはまた今度にしたいと思います。
・特に注意の必要な個所は胴体。
ぼくもあまりメガミデバイスを組みなれているわけではないのですが、アーンヴァルは基本的に素直なキットだったので、ほとんどの部分は問題なく組むことができました。
しかし、胴体部分だけは少しわかりにくく、組み間違いをしてしまった個所がありました。
組み間違えがあったのは赤丸で囲った部分です。
胴体部分のコアユニットですね。
この部分はパーツの前後が分かりにくいものが多く、説明書だけでは分かりにくい箇所でした。
前後の比較写真ですが、ほとんど間違い探し状態です。
このパーツは細かいので、何度も組み直しをしていると破損のリスクも上がってしまう厄介な場所です。
以下に前後の特徴をまとめますので、パーツの向きを注意しながら組むようにした方がいいでしょう。
以上の特徴とよく照らし合わせて組めば、組み間違いは避けられると思います。
しかし、この部分で注意するべきは組み間違いだけではありません。
・パーツの勘合に注意。
パーツの勘合とは、組み上げた際のパーツ同士のずれや隙間、あるいは硬くてパーツがはまらない等のことを指します。
パーツがズレたり、はまらないほど硬かったりということはありませんでしたが、少し調整をした方が破損の予防になりそうな個所がいくつかありました。
赤丸で囲った部分が、調整の必要な個所です。
この部分は関節なので、硬くなりすぎると動きも悪くなりますし、無理に動かそうとすると破損の原因にもなり得ます。
そのため、組み上げる際に一気にパーツをはめず、少しずつはめてみて、硬かったら一度パーツを外して調整してあげてください。
調整方法としては赤丸で囲った軸部分をやすりで少しずつやすってあげたり、ナイフの刃を立てながらこすってカンナ掛けをしてあげるといいでしょう。
一気に削ってしまうと今度は関節がふにゃふにゃになってしまうので、少し削ったらパーツをはめて、まだ硬かったらもう一度、と繰り返す方がいいでしょう。
これは太腿パーツの接続軸や肘・ひざ関節にも言えることです。
硬すぎるようなら少しだけ削ってやると、スムーズに動くようになりますし破損リスクも減らすことができます。
軸を削る際は、全面を削るのではなく、一面だけを削るようにすると微調整もしやすいので、押さえておくといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
軸部分の調整の要不要は、個体差レベルの微妙なものなのですが、それでもやっておいた方がいい場合というのは多々あるものだと思いますし、実際に破損の報告もありますので、注意を払った方がいいでしょう。
これからアーンヴァルを組み立てるという方の参考になれば幸いです。