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メガミデバイスアーンヴァル製作 その1

いよいよメガミデバイスコラボでアーンヴァルが発売されましたね。
しかし、最近になって武装神姫に触れたユーザーさんは、必ずしも模型技術を持っているわけではない様子です。
アーケードゲームから入った方などは、子ども時代以来プラモデルに触れていないなんていう方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな方向けにプラモデルを作る際に必要な道具類をご紹介いたします。

・どんなもの必要なのか
プラモデルを組み立てる際に必要な道具は、以下のような役割に分けられます。
1.ランナーからパーツを切り取る道具。
2.パーツのバリを切り取る道具。
3.細かな傷や段差をならす道具。
4.シールを貼る道具。
5.あると便利なあれこれ。

今回重要なのは、主に1と2です。
3、4については不要とは言いませんし、紹介もしますが、なくてもいい道具です。
5については、なくても組めますがあった方がいい道具、と思っていただければいいでしょう。

それではひとつひとつ見ていきましょう。

1.ランナーからパーツを切り取る道具。
まずはランナー(パーツを囲んでいる外枠部分)からパーツを外すために使う道具です。
一番一般的なのはニッパーですね。
ただ、一概にニッパーと言っても価格はかなり幅があり、何を買っていいか迷われる方も多いと思います。
結論から言うと、まずは初心者用の千円程度で買えるニッパーで十分です。

少し慣れてきたら、高級なニッパーに手を出すことを考えてもいいでしょうけれど、それは模型製作に慣れてからで十分です。
特に高いニッパーは二度切り(ランナーの太い部分を切ってから、パーツに近い部分を切る技法、その方が作る際に楽)に向かない等のデメリットもあります。
高いニッパーを買うのは、そういうことが飲み込めてからの方がいいでしょう。

新しく工具を買うのもな、という方には、爪切りでも作れないことはありませんが、刃を痛める恐れもありますし、使い勝手もよくはないのであまりお勧めは致しません。

2.パーツのバリを切り取る道具。
前提として、ニッパーでパーツのギリギリまで切ってしまうのはお勧めできません。
というのも、ニッパーでギリギリまで切ってしまうと、パーツをえぐってしまうことがあるからです。
そのため、パーツにあえてバリを残し、ナイフなどでバリを落とした方がきれいに仕上がります。

バリ落としはカッターナイフでもいいのですが、精密作業用のデザインナイフを使う方が便利です。
カッターよりも刃をしっかり固定しているので、刃を横に滑らせてカンナ掛けのようにしてパーツを削ることもできますし、模型を作るならば持っておいた方がいいでしょう。
最近では100均でも扱いがありますが、出来たらしっかりしたものを買う方がいいですね。

3.細かな傷や段差をならす道具。
プラモデルもキットによっては、パーツの合わせ目がしっかり噛み合わず、段差ができてしまうこともあります(最近のキットやバンダイのガンプラでは滅多にないでしょうけれど)。
それをならすには、やすりをかけて段差を削り落としてやるときれいな面が作れます。
基本的には棒やすりをいくつか(平棒、半丸、丸棒、くらいがあると便利)と、紙やすりを何種類か(粗削り用と仕上げ用)、ということになりますが、これは最近のキットしか組まないならば、なくてもいいかな、と思います。

ただ、関節部分の渋みを調整できるように丸棒やすりはあった方がいいかもしれません。
硬すぎる関節の内側を削ってやり、関節の負荷を減らすことで破損リスクを減らせます。
しかし、それを考えることができるのは多少模型に慣れてからだと思いますので、完全に初心者の方はなくてもいいでしょう。

4.シールを貼る道具。
シールも細かい作業になるので、指だけでやると結構大変です。
デザインナイフの先端やピンセットでシールを取ると多少楽ですので、あると便利ではあります。
ですが、最近のキットは色分けも細かくできていますし、特にバンダイのガンプラならばほとんどシールはなくてもいいものもあります。
デザインナイフがあれば、特に必要はないと言えるでしょう。

水転写デカールシールまでやりたい、という場合にはピンセットがあった方が便利ではあります。
その場合は普通のピンセットと逆作用ピンセットがあると心強いですが、やはり多少慣れてからの方がいいでしょう。

5.あると便利なあれこれ。
普通に組む場合には必要のないものですが、あると便利な道具というのはあります。
まずは瞬間接着剤ですね。
普通に組む場合は必要ないものですが、パーツによっては遊んでいるときに外れやすいものがあったり、壊れやすい部分があったりしますので、それを固定するのに便利です。

次は、パーツオープナーです。
これはなくても構いませんが、組み間違いをしてしまったときにパーツを分解するための道具です。
デザインナイフを隙間にさして、こじ開けることもできますが、刃がついているためパーツを痛める恐れもあります。
パーツオープナーは刃がないので、その心配がない、というものですので、必要に応じて用意しておく感じでしょうか。
正直中級者向けの道具ではありますが、組み間違いをしやすい初心者の方が持っていてもいいのかな、という道具です。

その次はカッターマットです。
なくても構いませんが、万一接着剤や塗料をこぼした時や、ナイフを取り落としてしまったときなどに机を保護する意味でも持っていると安心です。
これも最近では100均でも扱いがありますし、大きさも様々にありますので、使い勝手のいいサイズを選ぶこともできます。

いかがでしたでしょうか。
プラモは素手で作れるものではないので、まったく初心者という方がアーンヴァルを作る際の手助けになれば幸いです。

追記:二度切り→バリ取りの手順。
(あくまでぼくのやり方なので、絶対のものではありません、念のため。)

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