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釜山留学日記(12)欲があるから、泣くの

こんばんは、珍しく平日の夜にブログを書こうと思います。皆さん、今日もお疲れ様です。(今週とっても忙しいから、一番自分にかけてあげたい言葉です。はは。) ちょっと、自分の感情の整理の為に書きます。

欲張りライフ

最近は、余裕がなかったです。釜山の留学生活も残りわずかで、勉強・仕事・遊びに全力投球していて、”心のゆとり0”で日々を送っていました。どれも楽しいんだけど、体力と心の充電不足な感覚がありました。”おや、私、切羽詰まってない???”という状態は、自分でも自覚していたけれど、どれも手を抜きたくなかった。ちょっぴり私らしくない気もしたけれど、(通常の私は、まったり生きている。)”欲張りエネルギッシュライフ”を気が済むまで謳歌することにしていました。

夜道で泣いた話

この間、友人の誕生日会がありました。いつものメンバーで、韓国人6人と、アメリカ人1人と、私日本人1人という構成。ご飯を食べて、カラオケといういつものコース。

その日は、心も体も疲れていて、調子が悪かった。(最近の”欲張りライフスタイル”のせい)いつもは、問題ない韓国語の会話が、理解できない部分が多かった。ノリにも合わせられなかった。カラオケで、みんなが知っている歌が分からなくて落ち込んだ。

帰る頃には、私はぐったりしていた。表情も死んでいたと思う(リアル)

駅から自宅までの帰り道。夜道を1人で歩きながら、本気涙が止まらなくなって、泣きながら帰った。自分の調子が悪いとこんなにダメージを食らうのか。私、言語も分からないじゃん、文化も分からないじゃん。言葉や文化が分からないと、人の中で疎外感を感じる。その疎外感は、身をえぐられるように痛い。それが辛くて、悲しくて、泣いた。人との関わりが、上手く行かないって想像以上にしんどいんだよね。もう日本に帰りたいし、もう日本語しか話したくないと、思った……. 泣

家に帰って、泣きながら眠った。海外に出て、言語や文化の違いで悔しかったり、仲間に入れなくて辛いことは幾度となく味わってきた。経験を積み重ね、対処できるようになったな〜と思っていたんだけれど。自分に余裕がないと、それが出来ないということを知った。

欲があるから泣くの

朝、起きると少し気分はましになって、すっきりしていた。

ぼーっとコーヒーを飲みながら、昨日のことを考える。”日本語しか話したくない、韓国語なんて、英語なんて大っ嫌い”悲しくて出てきた感情は、全部”うまく話したい、もっと溶け込みたい”この気持ちの裏返しだよね、と。
気持ちをゆっくり、整えていった。

涙が出るって、それに対して気持ちが向いている証拠。
もっと〜だったら…という欲望があるから、泣くんだよね。

だから、心に余裕がない生活はやめることにした。自分に余裕を持たせることを意識した時間の使い方に変えようと思う。私にとっては、学校の課題を120%の完成で出すよりも、外国語で人と幸せに関わることが大切だから。自分がニコニコしていることの方が大切だから。しかっめつらで、イライラしている自分よりも、機嫌のいい自分が好きだから。人と上手に関わる為に、自分1人の時間もたっぷりとれるように、やることリストを見直そうと思う。

強い人

私は、落ち込んだり、泣いたり、悲しんだりする。ポジティブなのか、ネガティブなのかは、分からない。

でも私は、自分は強い人間だと思っている。どんな感情も、否定しないで感じきることを自分に許可しているから。そしてその感情をバネにまた落ち着いたら、歩いていけるから。

自分の感情は、全て自分に必要なものだし、美しい。

悲しいことが起こったら、理性で感情を抑えつけない。心を置いてけぼりにして、頭だけで無理やりひねりだした解決策は…..私にはあんまり効果なし。

ポジティブな考えで解決策を立てる前に、感情を感じる時間を持ちたい。落ちるところまで落ちれば自然と、上がってこれるし、しっくりくる対処が出来るよね。

海外暮らしでは、心の余裕が大事

学んだことは、海外にいるときは母国にいるときより、自分では自覚していなくても、”負荷がかかっている”ということ。言語、文化の違い、手続き等々、生活しているだけでなにかと、負荷がかかっている。だから、心の余裕はしっかり確保しておかないと、何か起こった時に対処するスペースゼロで、この間みたいに泣くところまで落ちちゃうから。

どんなに外国語が好きでも、辛いとき癒してくれるのは日本語というのは、
変わらない。

今週のギャラリー

釜山現代美術館にて:)



Minami

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