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ドイツ留学日記(3)

2018/9/22 18:07

グーテンモーゲン!おはようございます。

今日は土曜日、学校はおやすみ。早いもので今週ももう終わってしまった。
今の生活スタイルがだいすき。

私の住んでるところは、比較的夜も静かなエリアだけれど金曜日の夜だけは、アパートの前で"ヨーロピアン・パリピ"が騒ぐというお決まりルール。(音楽ガンガン、ラップバトル、踊る)はじめは"なんなんだ!"って思っていたけれど、最近は"あ、今週もおわったな〜。"っていう合図にさえ思えてなんだか賑やかな気分になり、そしてふーっと息をつく。

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こっちにきてまだ一ヶ月しかたっていないけれど、
少しだけ変わったかも?と思うのは、

"自分に対する考え方"色んな国、バックグラウンドを持つ人々(こういうのって人種のサラダボールっていうんだっけか?)と過ごしていると"これがいいです!正解です!"というものはなくて、最低限のモラルやマナーの上にくるのは"自分がしたいか、したくないか"だけ。

無数のチョイスが広がっているから、どれを選ぶも自分次第。日本にいる時からこういう風に考えるタイプだったけれど、ドイツにきて、様々な国の人と出会い話すたびに、そう感じる。

価値観の多様性のダイナミックさを、"お腹いっぱいです!"くらいまで感じられるこの環境において、自分の行動指針となるのは"自分のスキ!!"って気持ちだけだなって思った。ドイツにきてからの方が、自分に自信を持てるようになったしとても楽だ。

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最近大変なのは、心理学のクラス。
日本でやってきた、マーケティングやビジネスのクラスとは違って英語、というか日本語ですら授業で出てくる単語がわからない。

"Cognitive dissoonance(認知的不協和)"
"Self efficacy (自己効力感)"
......

この授業はドイツ人の心理学を専攻している生徒が8割くらいだからみんなアクティブに発言する。単語自体意味がわからない私は授業中にWeblio様を何回も呼び起こす。スライドがアップされるのは、授業後だから家に帰ってきて一つ一つ見返し、復習。という、作業を丁寧に今後も行うしかないようだ。

その分、他の授業で、わかる時は絶対発言する。
"規模の経済ってなんですか〜?"
"4Pってなんですか〜?"こういう定義を問う問題はここぞとばかりに発言笑。人材系の授業は先生の質問に答えられることが多くて、先生に気に入られたのか分からないけれど毎回の授業で日本の例を出して説明してくれる。


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グループプロジェクトも始まった。私のチームは私とフィンランド人とハンガリー人。ハンガリー人の彼女は、一人で永遠と話し続ける。私と彼女の会話において彼女:私=9:1くらい(苦笑)ワンマンショーに疲弊してしまう。逃げたくなってしまう、彼女と話していると。どうもコニュニケーションがなりたたない。

そえぞれの国のひとが纏うオーラや雰囲気ってあるけれど国籍問わずに、まろやかさと温かさを持っている人とは仲良くなりやすい。

肌で感じる文化の違いってなんだか、ひりひりする。(宮城の方言で言えば"いずい")英語は話せるのに、お互いに心をオープンにするのに時間を要するのがなんとももどかしくて。

"国や見た目で判断したりせず、きちんと一人一人向き会おう"と毎日心に刻んでいるが、それでもまだ構えてしまう自分がいる。

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服装の話。

留学生が多いからか、みんな思い思いのファッションで学校にくる。留学にきたらみんなジーンズにTシャツみたいな格好しているのかな?って
思っていたけれどそうでもなかった。

"こんな魅力、見せ方もあるんだな〜っ"て勉強させられる。
インスタグラマーちっくな子(フォロワーが1500人くらい)やユーチューブやっている子も結構いて、その子達がファッションやメイクがその日によって違うから観察するのが楽しい。インスタグラムにしてもみんなバンバン自分の写真載せる。(え、というかセルフィーをそこまでのせない日本が珍しいんだな)。バッチリメイクして、全身キメキメの子もいれば、朝起きてバナナもって学校きました!笑みたいな子もいる。

"様々な個性を持つ欠片が集まってクラスという一つの集合体を形成してますね〜これぞ世界の縮図なり。"なんて意味のわからないことを心の中でつぶやいている。

映画フリークの私は、ドイツにくるまでヨーロッパ映画をを沢山見てきた。
自分とは違う要素をたくさん持っているヨーロッパ人に憧れをいだいていたけれど、こっちにきてアジアって美しいなって思うことも増えた。


アジア人、そして日本人の上品さと清潔さに気がついた。他の地域に比べてアジア人は髪の毛と肌が潤っているし、肌の露出度、色とコーディネートの組み方が巧妙だと思う。(いや、私の周りにいるアジア人だけかもしれないけれど)

みんなそれぞれのテイストをもっていてそれぞれ美しい。一人一人がオーラがあって、まるで映画の主人公のように見える。

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今週は、友達と友達の元彼の恋愛のゴタゴタになぜか、仲介人として巻き込まれた。笑同じ国出身の人もいるはずなのになぜか、出会って間もない私が巻き込まれた。結構シビアな状況だったから、一つ一つの言動と行動に神経を使った。

昼ドラのようなドロドロの話きいていた。
休日に3時間半も電話で相談にのり電話を切った後も、気がつけば彼からのラインが10件もたまっていた。"どうするべきかな?ああ、いおうかな?、どう思う??"といった具合に。

彼は英語圏に長期住んでいることもあって、英語がペラペラ。だから話が深く、気持ちが鮮明に伝わって来る。英語でこんなに深刻な恋バナシをしたのは初めてで、SATCをみて蓄積してきた恋愛英語ボキャブラリーも底をついた。


細かい言い回しが難しくて彼と電話を切った後には、恋バナがたくさん登場する映画を探した。ペンと辞書とノートを用意し、いちいちとめながらノートに使えそうな言い回しを書き写す。

・今ちょっと彼と距離おいているんだよね、本当にすきかどうか確かめるために…
・理由は単純、ただあなたとの将来が考えられないから!(残酷.....笑!)
・飲むと、あの二人はすぐいちゃつくんだよね....ハハハ!(このあいだのパーティーでの状況を説明するのにぴったり)

私の英語勉強はこれを書き写した後にひたすら口にだしていう。(宮城時代ベランダで田んぼを眺めながら音読してた日々が懐かしい)


ひたすら恋話で使えそうな英語を読む一週間だった.....笑 すぐ次の日、覚えたフレーズを使う。この繰り返し。(最終的に手に負えなくなり、"男ならシャキっとせんかい!"って克を入れてしまったが)

日本でもこんなにシリアスな状況に巻き込まれたことがないからフラストレーションがたまったけれど,英語のボキャブラリーは増えた。

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このあいだの日曜日の話。
おうちで片付けをしていたら"みなみ〜暇?よっかた公園でもいかない?本でも持って!"とお誘いのメッセージがはいり、"いく!!"とすぐ返事をして
トラムに乗った。

"ヒロシマ・ナガサキパーク"

平和な光景だった。
・不思議の国のアリスの冒頭シーンのように、木の根元に腰掛けて本を読みふけるひと
・黒と赤でリンクコーデをし、仲睦まじく腕を組んで歩く同じ背丈の老夫婦
・フォークソングミュージックをラジカセで流して踊っているサークル

私たちはスナックを食べたり話したり
お互いに黙って本をよんだりポストカードをかいたり。

こんな素敵で、"人生って美しいな〜"って思えちゃうような週末
っていいよね。いわゆる観光名所とよばれるところよりかは
何気ない、日常が垣間見える公園とか住宅街を散歩するのが好き。

これは日本にいるときから。
日本の自分のアパートの、近所の河原ベンチに座ったり、おじいちゃんとおばあちゃんしかこないような喫茶店に行くと幸せ感じる。

その後私のアパートで二人で持ち寄った食材をぱぱっと料理してビールをサクッとのんで20時には解散。2ユーロしかつかっていないのに、最高に贅沢な休日だなと思った。

こっちにきて一ヶ月たつけれど、夜の外食は二回しかしていない。ほとんど誰かの家にいくか、私のお家にきてもらうか。そして料理をする。

テラス席が多いドイツのクールなレストランは若い人というよりかは、"大人の中の大人"が楽しむ場所いう印象を与える。社会のひよっこの私たちが普段使いするには、少々早いかも!?と思える。

週に2日は誰にも会わない日を設けている。
誘われてもごめん用事ある!(自分との用事)って断る。その二日間はこもって自分のために存分に使う。ここ最近は経理とかファイナンスとか、来年からの私には必要不可欠な部分を勉強する時間にしたり、絵を描いたり。
(半分青いのダイジェストは絶対、ケミオの動画を少々、うん完璧)英語の言い回しをインプットしたり(実際に明日から使えそうななもの)。

今のライフスタイル好きだな本当に。

今週一番嬉しかったのは、
"Hi, Minami! Do you have any plan tonight?
I wanna cook this for you!"と料理の写真付きメッセージがきたこと。
楽しすぎる夜だった

長くなってしまった〜〜。また書こうっと。

Have a nice weekend!!

Minami

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