流行らせたい!ブリなます
ブリなます!美味しい!流行らせたい!
レシピはこちらのものから、砂糖を抜いたものになります。
読んで字のごとく、『なます』に、煮立たせた調味料に刺身のぶりを放り込んで軽く煮込んだものを合わせたもの。なんですが…これが…うまい!
奥能登出身のお友達のおうちの、正月定番料理。
友人は、正月にはこれをどんぶりいっぱい食べるのだと言っていた。
一度食べてみたいなあ…と思っていたところ、お友達の家にお邪魔した時、いただく機会があった。
美味しい…!
ふんわりしたブリの身と、煮汁と合わさって、なますが、知っているなますとは全く違う味わいになっている!
その時は、ほかにもメイン料理がたくさんあって、ブリなますを思いっきり食べられなかった。
それからブリなますの味が忘れられなかった私は、友達にレシピを聞き、上記のアドレスをもらったわけだ。
いざ、食材を用意して、『ブリなます』づくりに挑戦。
…大根(大)一本、多くない…?と思いつつ、千切り。
千切り。
無心で千切り。
終わらない。無心になる。
大根って白いな…とどうでもよいことを実感する。
人参100グラム。測るのが面倒くさくて、別の料理に使ったとき余っていた皮をむいた人参を使う。多分100グラムはあると思う。これも千切り。
多い…我が家で一番でっかいボウルを埋め尽くす大根と人参の千切り。え、これ一人で食べきれるのかな?何人前?
しかし、調味料がなかなか多いので、食材を減らす選択肢はなかった。
千切り大根と人参に塩して放置。その間にぶりを切る。これは、友人に『普通の刺身の切り方で良い。火が通ったら崩せばいいから』と言われていたので普通に薄切り。
自炊らしい自炊から遠ざかっていた私。
刺身のサクを買うのも切るのも久しぶり。感慨深い。
そして、煮立った煮汁にIN!して火を止める!
これで準備完了。
しばらくして、…ワアー人参と大根がしぼんでいる!水分がいっぱい出てる!
大根って水分多いんだなあ。
しぼってしぼって汁をぽい!
しぼり切ってしおしおになった大根と人参に酢をてきと~~~に混ぜ合わせる。
そして…ぶりと煮汁が冷めるのを待って…すべてを混ぜる。混ぜる!!
冷凍ご飯をチンして、緑の者が欲しかったのでピーマンを丸ごと焼いて副菜に。
実食!!!
うんま~~~~~い!!!!!
うんま~~~~~い!!!
すごい!なんだこれ?!
なますのはずなのに、なますじゃない!!!
いや、しょうゆとみりんの煮汁が入った時点でそりゃあなますの味じゃなくなるのは当然なんだけど…。
でも、ぶりを混ぜるまでは確かになますだったものが…煮汁とぶりを混ぜただけで、すごいマリアージュを起こしている!
ブリの甘み、海の恵みの味が、なますと大々マッチング!!
このうまさ、表現しがたい…!
材料からわかる通り、ガツンと来る系じゃない。優しいお味だ。でも、老若男女問わず愛される味がする。子供も、大人も、おじーちゃんおばーちゃんも、きっと好き。味が、何とも言えず、広い。
これ、どんぶりいっぱい食える。
ええ~こんな美味しいもの、私自分で作ったんだ…。ニヤニヤ。自炊の醍醐味ってこれだよね。そして、完成されたレシピには、料理の腕は関係ないということも実感する。包丁使えれば誰でも作れる。
雑穀ごはんとピーマンを交えつつ、完食。
まだまだいける…。いける!が!
一晩たってブリの味がなますにしみ込んだ後が本番だと…教わった!!ので、我慢!!!
翌日、味がしみしみになったブリなます、うんまああああああいいいいいい!!!!!
三日で大根一本分、さっくり消費してしまいました。これ、みんなにも食べてほしい…。なので文章は全文公開。
FANBOXとメンシ用には、描き下ろし漫画をば。
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