たくましく育って未来の水産業を支えてほしい・・・!願いを込めたヒラメ稚魚放流実習
こんにちは!南さつま市観光協会のスタッフSです!
先日行われた、『ヒラメ稚魚放流実習』を取材させていただきましたので、その様子をご紹介いたします!
※写真掲載許可済み
昨年より、鹿児島県の共同教育推進事業の一環として行われている本実習。今回は南さつま市商工水産課のバックアップの元、鹿児島水産高校3年生と、坊津学園の4、5年生が参加されました!✨
まずはじめに、水産高校の先生からヒラメについての講義が行われました。なんとヒラメの稚魚の餌の餌(!)となる植物プランクトンの育成からはじめるとのこと!😳
植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、さらに動物プランクトンを稚魚が食べ・・・そうやって、病気などに気を配りながら、学校が休みの日も交代で!120日もの間、生徒のみなさんが大切に育てたヒラメ達だということを教えていただきました。👏
15万個の卵から、無事に放流できるまで大きくなったのはなんと1500匹。自然界ではもっと厳しい確率になるとのこと!自然界は厳しい・・・!
講義の後は、2つのグループに分かれていよいよ放流!待機のグループは、水中ドローンで放流されたヒラメが海の中でどのような動きをしているか観察しました!ヒラメの泳ぐ様子や、砂に潜る様子を実際に見ることができ、大変興味深い様子でした!
放流は雨の降る中となりましたが、高校生のガイドの元、小学生のみなさんは楽しそうにヒラメに触ってみたり、質問をしたりしていましたよー!✨
感想を聞いてみたところ、
「ヒラメが大きくなるまでのことが詳しく知れてよかった!」
「ドローンでヒラメが上から降りてくる様子がきれいだった!」
「泳いでいる様子が魔法のじゅうたんみたいだった!」
「ぷにぷにしていているけど、なでてみると鱗があるから頭から尻尾と逆方向では触った感じが違った!」
とそれぞれ素敵な気づきが得られたようでした!✨最近はなかなか生の魚を触る機会がないため、とても貴重な経験ですね!
高校3年生の中村聖琉さんは、「育ててきた分寂しい気持ちはあるが、たくましく育って未来の水産業を支えてほしい」「小学生の生き生きと楽しそうにしている顔が嬉しかった。水産業や、水産高校に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい」
と話されていました!終始しっかりと小学生をリードしていて、とても頼もしいお兄さん達でした!👍
今回ご協力いただきました、南さつま市商工水産課ならびに鹿児島水産高校・坊津学園の先生、生徒のみなさん。取材協力本当にありがとうございました!
おわりに
いかがでしょうか。今回はじめて放流実習の取材をさせていただきました。ヒラメの生態や自然界の厳しさ、稚魚が生魚になるまで1%という確率を少しでも多く・・・という取り組み。勉強になるだけでなく、いろいろなことを考えるきっかけとなった実習でした。
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