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田んぼの水位をセンサーで測る! (2103):東京電機大学コラボレーション
このプロジェクトは、南小国町地域おこし協力隊により取り発足しました。
¨¨ チーム ¨¨
今回は地域パートナー:「あっぷるみんと」の梅木さんと、
東京電機大学(下記TDU)の松井先生(IoT魔女)とを中心にプロジェクトチームを勤めていきます。
>TDUさんはノートにも色々情報を記載されていますので、是非チェックしてみてください!
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¨¨ 目的 ¨¨
南小国町の課題を考えたときは:
田んぼに手を加える人が減ってる
田んぼが空き地になり、誰かに任せたい
梅木さんに声をかけ、山奥だけど、米作ってくれないか・
この全日本で起こっている農園の続き問題、人手が足りてない、あき田んぼはボウボウで悲しい状態。
梅木さんはできる限り、その山奥にあるあの田んぼにも手を付けたいわけ。
じゃ、やろうと。
けれども、稲を植えて、毎日水が足りてるか(入っているか?)逆に、水が多いのではないかを見にいきます。
山道で、軽トラに乗って、往復1時間半かかります。
そこ!
リモートで水量、水位が分かれば、毎日何時間も稼げれるのではないか!
と:目的:遠隔で水田の水位をデータ化して、監視したいです!
¨¨ 機材 ¨¨
今回は機材として、
Innovation Farm, Inc. 開発の送信機付きフローター✖️センサーです:
PADDY SENSOR!
電池を入れて、田んぼに刺すだけで計って頂けます。
フローターで推移を非常細かく計れます。(1ミリ単位で測ります!)
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機材の詳細、センサーのことをまた松井先生の記事をご覧ください。
>ウエブアプリケーションと電波機器の詳細も記載されて、非常にわかりやすい、細かくて面白い記事です。
¨¨ 電波 ¨¨
SigFoxと言う LPWA (Low Power Wide Area)電波の機器を、TDU松井先生に貸していただきました。
LPWAは:電波の弱い(運べるデータ量少なめ)、幅広く届く:と言う意味です。
山と谷が多いところで、山奥のたんぼを想定したら、やはり電波が届くことを前提で考えたいです。
SigFoxはデータ量が少ないとは、動画など送ることは不可能な電波です。
データ、解像度の低い画像などは想定できます。
>5Gは今からのテクノロジーであって、まだまだ(2021年・令和3年)南小国町は飛んでません。(本記事記載現時点でもまだ5Gは引っ張れません)
南小国町の何箇所か試しながら(野外・室内)、場所を決めて、結局はきよらカァサ(南小国町物産館)のところで設置を決定。
電気に繋がりやすいとこ、天気の心配は無いとこがありがたいです。
(SigFox自体は防水ではありません、110Vで可動)
電波は範囲広く、余裕できよらカァサからでも道渡って、川渡って、つながります!
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¨¨ 電気 ¨¨
センサーと送信機は電池ベースで田んぼシーズン終えても普通に動いていました。(使用電量は非常に少ないです・)
SigFoxは110Vのコンセントに指す必要があり、今回はきよらカァサ(物産館)にて電源を利用。
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¨¨ 現場流れ・準備§導入 ¨¨
田んぼを貸していただく、梅木さんと打ち合わせながら、センサーの置く位置、期間を決めます。
(変更有り前提で梅木さんの協力をいただきました)
フローターの手入れ、掃除も一部要ります。
!カエルさんが良くフローターに乗ることに気づき、遊び場ができてきています。
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¨¨ メンテ・システム開発 ¨¨
こちらのシステムはTDU開発のウエブ上のアプリです:
見やすく、今回のデータは
日程(データがサーバーに届いた時間)・
気湿・
気温・
水温・
水位までも分かります。
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ブラウザー場で田んぼの水を確認できます!
家のパソコンで車で観に行かなくても良いところになりました。
>ただしデータが正しいかどうかの判断はつきにくくて、少し不安もあります。目で見たい時はやはりオンサイトに観に行く必要があります。
また、自動的にデータ保存のソリューションいくつかあります。
(下記に勉強まとめに続く)
¨¨ 予算感 ¨¨
> 機材の費用・センサーの開発中です。まだ市場では買えない機器。
TDUのおかげで試しをできました。
> データ送信代 SigFoxの利用料(レンタル費)と送信代は非常のお手頃。
> サーバー利用費とwebアプリの開発費:今回のプロジェクトは東京電機大学のおかげで、システムもテクニカルサポートが立ち上がれました。
¨¨ 勉強まとめ ¨¨
東京電機大学では特にデータの扱いを大事にされています:データが取れたら、データの使用、共有も行われていて、データの使い方につきとても良い例には成りました。
今回はデータの不具合も起きたり、設置で間違えてたところを直したりする時間がかかりましたが、非常に丈夫な仕組みだと感じています。
SigFox、電波部分、は防水性を高めれば、ある意味どこでも、田んぼの真ん中にも設置できます。
農園、田んぼやられている方の声:
「あっぷるみんと」の梅木さんはブラウザーで使いやすいアプリですと。
但し、できれば、田んぼが見たいです。
個人的にはデータが好きなんですが、書き出しができる方法を作れば良いと思いました。(データの共有、保存につながるため);
.csvの書き出しと自動的にSlackにデータをグラフで送ることもできました!↓
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最後の問題点:
田んぼは平地に見えますが、実は、機械、人間、動物が入る限り、地盤の凸凹が多めです。
このセンサーを使用することに当たって、細かい数字を出せます。
但し、10センチの水を測れたとしたら、土の動きによって、隣で8センチしかありませんとも想定すべき。
また、設置してからで「0」の位置を決めてから、そこに土が足されたり、動いたりしてたら、「0」の基準が動きます。
もちろん、1ミリ単位で測る必要があるかどうか、ただ水が無い・少し・多めと言う情報で良いのかもしれません。。。
データを見る人にもよりますが、とにかく:
田んぼって面白いですね!
PS: ここまで読んでいただいたあなた、
ありがとうございました!
東京電機大学のみなさま、梅木さん、ありがとうございます!
引き続き南小国町のIoTプロジェクトについて読みたいなら、リンク集はこちらにあります。
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