【覚書?】「よっこいしょ」は魔法の言葉
いつの頃からか、重いものを持ち上げるとき、
段差を登る時、立ち上がる時などに
「よっこいしょ」(よいしょ、どっこいしょも然り)という言葉が口をついて出るようになった。
「よっこいしょ」
なんておばさんくさいんだろう、と若い頃(20代の私)は思っていた。
おばさんと呼ばれる年齢になったって、絶対に私は言わないんだから、と
心に決めていた。
それが30を過ぎ、40近くになると
自然と「よっこいしょ」と言っている自分がいる。
ていうか、「よっこいしょ」と言わないと立ち上がれない。
「よっこいしょ」と言わないと、最初の段差が登れない。
「よっこいしょ」と言わないと、しゃがめない。
「よっこいしょ」と言わないと、米10キロを持ち上げることができない。
「よっこいしょ」と言わないと、下に落ちたものを拾えない。
「よっこいしょ」と言わないと、車を降りることができない。
いや、
「よっこいしょ」といえば、ウォーターサーバーの水12リットルを
持ち上げることができる。
「よっこいしょ」と言えば、洗濯物がいっぱいはいったカゴを運ぶことができる。
「よっこいしょ」と言えば、夫が落として歩く靴下をイライラせずに拾うことができる。
「よっこいしょ」と言えば、子どもが出しっぱなしの引き出しを全部閉めて歩くことができる。
「よっこいしょ」と言えば、床を拭くことができる。
「よっこいしょ」は魔法の言葉なのだ。
でも、やっぱり所帯染みてるよなあとは思うのだ。
そこで、「よっこいしょ」がもう少しスタイリッシュになればいいのになあと思う。
要するに、何か気合を入れる時に声に出したり、息を吐き出して踏ん張っているのだと私は思うのだ。
韓国ドラマを見ていたら、「アイゴー」が「よっこいしょ」に翻訳されているのを見つけた。「アイゴー」と言えばどうだろうか。
「アイゴー」と言いながら、立ち上がる。
ただ、「アイゴー」は悲しむときや嘆く時にも使っているようだ。用法がやはりネイティブじゃないのでいまいちわからない。
というか、国が変わっただけで所帯染みてる感は変わらない気がする。
正直、何だっていいのだ。
破裂音とかが入って、息が抜ければ何だって。「パナップ」だって「スマップ」だって「ケンタウロス」だって「よっしゃー」とか「やったー」とかでも。
でも、「よっこいしょ」と声が出る場面は残念ながら多岐にわたる。
家にいる時だけとは限らない。
何ならスーパーで重いものを持ち上げる時も、いや、カートを動かす時すら出てしまうことがある。
そんな時、「パナップ」とか言ったら、隣にいる人がびっくりしてしまう。
私なら二度見する。
「パナップ」買うの?みたいな。
意味があっても、意味がなくても突然言われたらギョッとするのではないだろうか。
力を入れることができて、尚且つスタイリッシュな言葉。
みなさん、何か知りませんか?
スタイリッシュかつ自然な言葉がいいです。
絶賛、募集中です。
私も、思いついたら報告します。