[小説]霧の中

今日は友人の結婚式だ。
私は一人、車を運転して会場へと向かう。
朝。
大体の地理はグーグルで調べて把握している。
都会から離れて、山の中にある一軒家でのウェディング。

高速道路。途中までは、実家へと続く道で、何度も通ったことがある。

実家まであと30分の距離にあるジャンクションで、
西へと逸れて、会場のある町へと向かう。
雨上がりの朝は、山々が霧に包まれていた。

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