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【覚書】グアム旅行記

夫の海外に行きたい!!!熱がマックスになり、
いやだいやだ今すぐ行きたい!!!という夫の
要望のもと、子どもに学校を休ませてまで(学校にはナイショ)グアムへ行くことになった。

このままでは精神がもたない!という嫌なことが仕事で立て続けににあった。
というのが
夫のいつもの切り札で、
私は10数年に渡る結婚生活で何度もこの切り札により有無を言わさず黙らされている。

でも、本当に何かあったら…とも思ってしまうので、いつもむげにすることが出来ない。

でも、私も仙人ではなくいち人間なので、ムッとしたり納得いかなかったりするので、旅行へ行く前にこれまた一悶着あった。
なんとか無事、グアムに行って帰って来られたので、
良かったと心から思っている。
申し訳ないがここ数年、いや結婚してからいつしか家族旅行は旅行というかミッションになっている気がする。そんな気がする今日この頃。
いや、あの沖縄旅行からかもしれない。
てか、そもそも新婚旅行の時から夫の爆発を経験している。
息子に言わせると私も学習せずに夫を爆発させる要因を作っているとのことではあるが、やはり、仙人ではないので、同じ轍を踏まない、てのは一般人にはできないことなのである。

兎にも角にも、今回のミッションは無事終了した。
以下、「グアム旅行記」と銘打ったものの、備忘録として簡単に覚書を綴る。

グアムは私は初めてだったのだが、海がとっても綺麗だった。日本海で育った私は海は荒くれだっているもの、というイメージがあってあまり好きではなかったけれど、沖縄やハワイや今回のグアムの海は砂浜も綺麗で透き通っていて、ワタシ、
海が好きかも、と思える。
私よりもさらに出不精であり、日焼けをこの世の何よりも嫌がる息子は
え〜グアム〜という感じだったが、娘は大変楽しみにしていた。
娘が実に陽気で我が家は8割方救われている。
思春期息子には、ずっと部屋にいてもいいからついてこい、と言うと
本当にずっと部屋にいてビックリしたが、言った手前、叱ることも強制もできない。

グアムでのホテルは、タイ系のホテル。デュシタニとか言うところ。
目の前にビーチがあり、しかも海が大変綺麗だった。
今回のグアムで知ったこと①グアムの海は綺麗&遠浅。
シュノーケルでお魚を見ている人がたくさんいた。
シュノーケルはまだ勇気が出ないという娘の言葉のもと、
足で漕ぐボートに夫と娘と3人で乗ったが、
「これ以上行ったら帰るん大変や」
「もう漕ぎたくない」と夫が舵を握って離さないので、
娘は思ったように魚を見ることができず、「もうパパとは行かない」と
ひっそりと心に決めていた。

グアムで知ったこと②韓国人旅行者が多い
どこに行っても中国語圏の方が多いなあ〜と思っていた私だが、
今回のグアムに限っては、韓国人もしくは日本人で、
韓国ドラマで勝手に韓国語に親近感を持っている私は、
もれなく韓国人にも近しいものを感じていて、友好の眼差しを一人送っては
こどもたちに不気味がられていた。
(「あ、今『早く!早く!』て言ったよ〜」とかキャッキャしていた。)

グアムで知ったこと③免税品は安くない
免税品は日本で買うより安い、と思い込んでいた。
実家の母にはディオールかシャネルでリップでも買うか…と思って
買ってから、ふと疑問に思い日本の公式サイトで値段を調べてみたら、
免税店の方が高かった。
円安だから?
知らなかったよ…海外、久しぶりだからさ。
おったまげーだよ。(ちゃんと調べてからかえ)

3日目は娘がスーパーに行ってみたい、というのでJCBがやってる赤いシャトルバスに乗って、少しホテルから離れたところへ行ってみた。
パパは一緒に行く、と言っていたのに、一駅目で降りてラーメンを食べたら帰る、と言ってホテルへ帰った。
その後、シェラトンやらリーガロイヤルやらのホテルを数軒回って、の
スーパーへ行くルートで到着まで1時間ほどバスに揺られることになったので、せっかちな夫がいなくてよかったよ、と娘と話していた。
娘が「付き合ってくれてありがと〜ママもエステとか行って良いんだよ〜」と声をかけてくれるが、お金を出してくれるわけでもなく、そしてホテルに着く頃になって途端に「プールに入りたい」「ママも行こう」と言い出して、肩透かしを喰らうのはいつものことである。

旅行は色々と疲れも溜まって、ちょいちょいカッちーんとくることがあるものだが、なんとか無事に帰ってこられてよかった。
最後に、空港でお昼ご飯を食べて帰ろう、と夫が言い、
息子がカートを押してくれていたのだが、エレベーターに乗り込むときに
先に5、6人が乗っていたので、息子が見送ろうとしたら、
夫が明らかにイラついていた。
私も無理矢理に乗るのは嫌なので、息子派なのだが、
夫はとにかく先にいきたい派。
ヒヤヒヤしたが、次のエレベーターがすぐに来て、降りてすぐタバコを吸いにいき、お昼ご飯の席でハイボールを飲んだ夫は上機嫌になったので、よかった。
ハイボールを3杯飲んでいた、というのはトイレに私と娘が行ってからの、
息子からの報告。(娘がうるさいのでこっそり飲む)

別にそんなに急いでもいないのに、どうしてそんなに待つのが嫌なのか私にはわからない。
身重の妻が今にも第一子を産みそうなわけでも、今際の際の親が病院にいるわけでもない。一個ぐらいエレベーターを見送ったっていいのに…。
と、帰りの車を運転しながら、ハイボールで上機嫌になり、助手席でグースカグースカ寝ている夫に、思った。

いつでもどこでもせっかちだな、というのが改めて思った旅の収穫である。

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朝月広海
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