【覚書】ギャフンっっっ
晴れた晴れた。
ついに、晴れた。
いやはや私も晴れてキャンプに行くことができるんだな。
晴れたのはいい。
やっと私にもおしゃれキャンプってやつができる日が来るのか、
と思ったら、ところがどっこい
そう簡単には問屋がおろさねえ。
暑い。
とにかく暑い。
当たり前である。
夏なのだから。
それは覚悟の上なのだが、
夫に暑い中テントを一生懸命立てさせてギャフンと言わせる作戦
はイコール自分も「ギャフン」と言うわけである。
家族4人不慣れなテント設営を炎天下の中、
ただただ奮闘する。
スノーピークの公式動画や
一人で設営してみた動画などを
私、夫、息子は事前に予習。
しかし覚えられるわけもなく、
あーでもないこーでもないと喧々ガクガクしながら、
身に余る大きなテントをあっちに引っ張り
こっちに引っ張り。
比較的空いていたキャンプ場。
我が家の他には、見える範囲には
若者4人組。
そうか、夏のキャンプってーのはあれかい?
みんな涼を求めて川沿いとかに行くんだろうねえ。
こちとらキャンプ初心者なもんで、
とにかく近場の、なんてことを思いまして。
近くに水場はありゃしない。
だから、ここは空いているのかい?
なんて今更なことを思いながら、
ただひたすらに汗を垂らし、
テントを設営し続ける。
ギャフンっっっ。
おしゃれって何。
でも、遠くに見える若者4人は日陰に既にテントを設営しており、
なんだか男女4人でワイワイキャッキャと楽しそうである。
(こちらもある意味男女4人なのだが)
日陰を選択する、という頭すら私にはない。
完敗である。
私って〜代謝悪いからあんまり汗かかないんだよねー
なんて言っていたクーラーの下にいる私をぶん殴ってやりたい。
私からこんなにも汗が出るのかというぐらいに
汗が出る。
しかもキャンプ初心者の私はジーンズを履いてきている。
ジーンズ。
こんなに暑いものがこの世にあるのか。
夏のキャンプって一体何履くの?
教えて、おじいさん。(ハイジ)
とにかくテントを立てないことには
今夜の寝床もない、夜ご飯も食べられない、
ので奮闘すること2時間ぐらい。
立った。
立ったよ!!!
クララじゃなくてテント!
夜はBBQなのだが、夫はミノが好きなので、ミノを必ず所望するのだが、
それってBBQじゃなくて焼肉やんな?といつも内心思っている。
なんか以前、ご友人と行った際には小洒落たキャンプ飯が出てきたが、
我が家のキャンプにそんな小洒落たものを出すものはおらず、
いつもの焼肉を外でするっていう。
しかしながら、何はさておいても家が大好きな息子を
青空の下に出すには、
キャンプというのは絶好の機会であると痛感。
それでも、すぐ目を離すとテントの中、
もしくは近くの小屋に入ろうとするが、
とにかく「外」には違いない。
虫もいるし、暑いし、トイレは外だし。
旅行に連れて行っても、すぐに部屋に戻りたがる息子。
キャンプならば、たとえテントの中でも
「外」なのだ。
刺激には違いない。
その刺激が、息子にとっていいものと信じて。
また、キャンプにチャレンジしようと
誓い合う夫婦であった。