【春ドラマ】今、楽しみなのは…
「春ドラマ」、話数が進んできましたが、
今のところどれも脱落せずに楽しんでいる。
「着飾る恋には理由があって」
いい。これ、いい。若いけど、すごく川口春奈に好感が持てる。
真面目そうな彼女のお人が滲み出ている。
このドラマがラスト、いつも「おまけ」な感じでエピソードを
入れてくるのが、「愛の不時着」を思い出す。
このエピソードがほっこりさせてくれる。
日本のドラマを観ていて、十数話のお話の中で先に好きな人もしくは恋人が
いたのに、心変わりが早くない?と思わせる展開のものが時々
見受けられるだけど、
このお話は割とすんなり受け入れられる。
ずっと好きだった人が憧れだったのか本当に好きだったのかわからないままに
突然目の前からいなくなり、
すぐ近くに等身大の自分を出していられる心惹かれる男性がいる…
一緒にいると無理せずに楽しい。
楽しすぎて、キスしちゃうし、
好き、かもね〜なんて言い合っちゃう。
そりゃあ、惹かれるよな。と。
展開をドラマチックにしすぎて、観ている方の気持ちが置いてきぼり…
なんてことがなく、「いい…」と魅入ってしまう。
「ドラゴン桜」
20年ほど前のパート1は私はさらりとしか観てないけれど、
今回見ていたら、子ども、特に息子が気に入ったようで
一緒に見ている。
恋愛ドラマは息子には恥ずかしいみたいだけど、
これは学園モノに仕上がっていて、ぶっ飛んだ阿部寛の先生ぶりが
面白い模様。
「ブスとばかこそ東大へ行け」なんて
イマドキじゃない気がするけれど…。
ちょっと思惑のありそうな人が出てくるのも
ミステリー要素があって面白い。
「リコカツ」
これも変わらず面白く見ている。
瑛太の面白演技も見慣れてきた感もあるし、馴染んできたけれど、
そこのコメディタッチの部分だけではなく、
夫婦間のいろんな問題が、
北川景子夫婦だけではなく、それぞれの両親からも見えてくるという…
結婚がゴールではない、ということが見えてくる。
若い二人が「離婚しない」ことがゴールでもないし、
子どもたちが大きくなってからも、
夫婦二人になっても決してゴールではない。
夫婦の数だけ問題があり、
夫婦の数だけ形があるんだろうなあ、と。
北川景子夫婦よりも両親の様子に胸打たれたり。
考えなしの開けっ広げの夫婦に見えても隠し事はあったり。
今後、両親側の問題で父親たちがどれだけ懐の深さを見せてくれるのか…
今のところダメさマックスの父親たち…
「大豆だとわこと三人の元夫」
観るごとに味が出てくる。
松田龍平ってなんだかなんだか雰囲気のある人だなあと思う。
初めて「御法度」で見た時はその中性的な雰囲気になんだろう、
違和感すら感じるほどの空気で、世界を作っているなあと思っていたのだけれど。
お父さんよりお母さんの顔?とも思いながら…
時計の針が一周ぐらいずれてるような空気感。
それを、そのままこのドラマで出している。
で、市川美和子のふわふわした空気。
なんだか複雑になってきた人間関係。
毎週楽しみに観ている。
「コントが始まる」
これも期待せずに見始めたのに、私は好き。
菅田将暉も好きだけど、有村架純の意外とシュールな演技するんだ、
この子、というこれまでの印象とは違う演技も好き。
二十代後半の青春群像劇、とも言えるけれど、
お笑い芸人に限らず、迷う、惑う、悩む、そんな二十代であり、
人生が入ってるなーと思って観ている。
「ネメシス」
変わらず子どもが楽しみにしているので観ている。
話数が進んでキャラクターを把握できるようになってから、
私も観られるようになった。
一話目では、出演者が多いは、テンポが早いは、それぞれのキャラが濃いはで、
ついていけない。
韓国ドラマのmineを観ながら、
複雑な話ほど丁寧にした方がいいんじゃないか、とネメシスを思い出す。
どうなんだろう、若い人にはテンポが早い方がいいのかな。
わからん。
とにかくそれぞれのキャラクターは作ってあるし、
出演者は豪華すぎるんだけど…もったいないことにならないと
いいけれど、なんて要らぬ心配をしながら観ている。
あと、刑事さんが「あぶない刑事」をオマージュ?してるようなんだけど、
わかるのは三十代後半以降では…と気になっている。
一緒に見ている子どもたちは、
どうして彼らがサングラスにぶかぶかのスーツを着ているかも、
女性刑事がなぜ「カオル」と呼ばれているかもわかっていない。
でも、こうして振り返ってみると、
冬ドラマよりよく観ているなあと思う。
韓国ドラマがよく作り込まれていて面白いけれど、
圧倒的予算の差を感じる中で、
日本のドラマも面白いものは面白いから、頑張って欲しいと
勝手に応援している。