すべてはAlright(Ya,baby)
誰かに手紙を書きたいような、そんな気分の夜です
だから今日は予定になかったnoteの更新をします
世の中にYESを
なんかとても不思議で新鮮な気持ちです
今、ずっと僕の胸の奥底にあった人生の垢というか、灰汁というか、そうした理由もなく僕を締め付けていたものが流れ去った気持ちです
ジョンレノンとオノヨーコが恋に落ちる時のエピソードをご存知ですか?
ビートルズ後期のジョンレノンは、これまでの自身の中にあった破壊的で攻撃的な表現に対して疑問を持ち始めていたそうです
その時期に前衛芸術家のオノヨーコと出会います
オノヨーコの個展に訪れたジョンレノンは、とある風変わりなアート作品に目が止まります
その作品は、天井から虫眼鏡が吊るされていました
オノヨーコに促されて椅子に乗り、虫眼鏡で天井に書かれている『何か』を覗いてみると…
YES
と小さく書かれていたそうです
その世界を否定するのではなく、優しく肯定する表現に感動したジョンレノンは、オノヨーコに惹かれていったそうです
これは僕の大好きなエピソードです
そうです、世界は、美しい
今、そんな気分なんです
生まれ故郷の京都へ
らーめん南閉店の報をfacebookにあげたらすぐに、高校時代からの友人であり京都を代表するフランス料理店レストランモトイのシェフ前田元氏(以下モトイ)からすぐにメールが届きました
「京都で待ってる」
心配してくれたのか、飲みに誘ってくれたのでした
そして予定を組み、閉店から2週間は過ぎた10/11(月)に久しぶりに京都を訪れました
モトイは閉店の詳しい理由は聞かずに、流れるままに会話とお酒を楽しみました
内容は料理のことや、僕へのアドバイスや、はたまた思い出話や、共通の友人達の話など、純粋に友達としての会話を楽しみました
朝目覚めてモトイに別れを告げ、車を走らせている時に自分の心の奥底に澱のように溜まっていたモヤモヤが消えていることに気付きました
そしてカーステレオのボリュームを上げると、RCサクセションの
すべてはAlright(ya,baby)
が流れてきました
中学の頃から大好きな曲です
聴きいらなくても歌詞が自然と口から出てきます
『夢を見るのは悪いことじゃない/ことを焦り過ぎちゃダメさ/ちょっとだけ時の流れが/君を焦らしてるだけさ』
僕は理由の分からない涙が流れていることに、気づけませんでした
あれ?
なんで泣いてるの?
『頭ごなしに笑われても/自惚れて踊ってりゃいいのさ/突然の贈り物を/受け取る時がきっと来るさ』
何をあんなに焦ってたのかな
何であんなにも人生を虚しく感じていたのかな
何であんなに虚しさを焼き尽くすために過剰に生きようとしていたのかな
一度、ちゃんとこの失敗だらけの人生を抱きしめてあげよう
そしてもう一度、夢を見よう
一度、全ての枝葉と荷物をかなぐり捨てて裸になろう
そしてまたいつか再び何かを背負う日がきっと来ると思う
そんな日が来た時に、力強く、そして軽やかに荷物を肩に抱えて
「まぁ、任せとけや」
と言える自分になろう
みんなみんなこの散文的な日記に付き合ってくれて、本当にありがとう
次の投稿から前回の続きに戻ります