見出し画像

【南区役所若手職員プロジェクト 取材企画】上鳥羽の人・心・想をつなぐ いきいき上鳥羽プロジェクト~上鳥羽北部いきいき市民活動センター~

南区役所では、区政に関する情報や南区の魅力を発信することを目的として若手職員プロジェクトを行っています。今年度はその一環として区役所若手職員が区内施設等を取材、記事を作成する取組を行っています。

今回は、上鳥羽北部いきいき市民活動センターに訪問させていただき、取組のひとつ「いきいき上鳥羽プロジェクト」についてお話を伺いました。

お話を聞いた人
大村さん(上鳥羽北部いきいき市民活動センター 職員)
岩本さん(〃)
長谷川さん(いきいき上鳥羽プロジェクト メンバー)
山﨑さん(〃)
山﨑さん(若手サポーター)
橋本さん(〃)

Q上鳥羽北部いきいきセンターの主な事業について、教えてください。

上鳥羽北部いきいき市民活動センターは市民の公益活動はもとより、サークル活動など市民活動を支援して行くため、市民がいきいきと活動できる場所と機会を提供する施設です。
主な事業には、貸館事業、市民活動などの支援事業・市民活動活性化事業やサロンの運営などがあります。
市民活動活性化事業の一環として、「いきいき上鳥羽プロジェクト」のサポートを行っています。このプロジェクトは今年で6年目になり、「上鳥羽を盛り上げたい!」と集まった上鳥羽小学校のPTAや卒業生などの20名ほどが活動しています。今年度からは、若者の力を借りたいと若手サポーターの募集を行い、上鳥羽小学校卒業生の2名も参加してくれています。

Qいきいき上鳥羽プロジェクトではどのような活動をしているのですか?

活動開始当初は上鳥羽には農家がたくさんあることから、応援の気持ちも込めて若手農家さんを取材し、紹介する活動がメインでした。今年度からは活動内容ごとにチーム分けを行い、もともとの活動でもあった農業チームに加え、歴史チーム、健康作りチームの3つに分かれて活動しています。
農業チームは引き続き若手農家の取材をしたり、ふらっとスペース*で地域の農家の野菜を販売したりしています。また、現在若手サポーターと一緒にふらっとスペースのロゴを作成中です。
*ふらっとスペース: 学区内の空スペース等を利用して、地域の誰もが気軽に立ち寄り、交流できる場を不定期で設けている。

ふらっとスペースの様子

歴史チームでは、若手サポーターからの提案で、上鳥羽小学校にある地域の郷土資料室へ行き、チームみんなで、清掃と農具などの整理を行いました。地域の方に道具の使い方を教えてもらいながら行うことで、大人にとっては昔を懐かしみ、若手サポーターにとっては上鳥羽の歴史について学ぶことができる機会になりました。

歴史チーム 郷土資料室を清掃、整理した際の様子

健康づくりチームでは、上鳥羽地域の3か所の公園でラジオ体操を行ったり、景色を眺めながらウォーキングする「ふらっと歩こ」という企画を行い、地域の方が身体を動かす機会を作りました。

健康づくりチーム ラジオ体操の様子

今後行いたいと思っているのは、地域の大人・子どもみんなで鳥羽作道(とばのつくりみち)を歩いて、上鳥羽について学びながら運動ができるという企画で、歴史チームと合同で検討しています。
月1回定例会を行い、活動の進捗を共有しています。また、活動について発信するための「newsレターつなぐ」を定期的に発行し、日々の活動について地域の方に知ってもらえるようにしています。

「newsレターつなぐ」

Q今年度から若手サポーターが参加されているとのことで、参加してみようと思ったきっかけを教えてください。

山﨑-大学で自身が学んでいる「地域活性化」と重なる部分があり、学びにつながるのでは、と思い参加を決めました。
橋本-山﨑さんが参加している、ということを聞き興味が湧きました。はじめは、ふらっとスペースのチラシ作りの手伝いから参加しました。デザインの仕事がしたいと思っている自分の中でいい経験になりそう、自分の好きなデザインの分野で、地域貢献を手伝うことができそうと思い、その後も参加しています。

若者サポーターの橋本さん(左端)と山﨑さん(左から2番目)

Q若手サポーターは、どんな役割を担っているのですか。

橋本―チーム分け関係なく、ミーティングに参加したり、随時作業やイベントに参加しています。チラシやパネルの作成も行っており、newsレターに載せている上鳥羽のキャラクター「ネギトバちゃん」に洋服を着せるイラストを作成したりしています。またインスタグラムなどのSNSでプロジェクトの活動について発信を担当しています。いきいき上鳥羽プロジェクトだけでなく、その他のいきいきセンターの事業やイベントにも参加し、ボランティア活動を行っています。

夏休みの子どもの居場所づくりボランティアの様子

Qいきいき上鳥羽プロジェクトに参加してみて、なにか変わったことや感じたことはありますか。

山﨑―自分の生まれ育った地域について、小学生の時とは違う目線で見ることができ、改めて知ることが多々ありました。大学で学んでいる地域活性化活動を、自分の地元に直接還元できているような感覚があり、地元の方からお礼や自分を認めてもらえた言葉をかけてもらうことで、自信につながっています。地元には優しくて温かい方ばかりだと知ることができ、より地元が好きになりました。

橋本―デザインを行っている中で、自分の作品を人に見せることが怖いと感じていましたが、プロジェクトの中で、皆さんが「いいやん!」と受け止めて認めてくれたことで、モチベーションに繋がり、前向きに作品と向き合うことができるようになりました。また、自分の好きな世界観だけで作品を描くのではなく、最近の流行りや、客観的な視点を取り入れて作品を描くことができるようになりました。

Q今後のプロジェクトでの目標や、やってみたいことについて教えてください。

地域を巻き込み、今よりも多くの人に参加してもらい交流できる場になればいいなと思い様々な企画を練っています。せっかく若い世代がプロジェクトに参加してくれたので、幅広い世代の方に参加してもらえたらうれしいですね。歴史や農業について、今の現役世代である高齢者と、若者が交流できるような座談会などをすることで、新たな担い手となる人が生まれることが一つの目標です。
また、農家の取材については一通りできたので、今後は上鳥羽で作られている野菜を使ったレシピをnewsレターなどで公開していけたらと思っています。

上鳥羽いきいきプロジェクトの活動の様子はInstagramにてご覧いただけます。

Instagram

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?