第100回!南区一斉清掃!/地域を支える南区自治連合会!
南区では年に4回、15の学区自治連合会が持ち回りで開始式の当番学区となり、全学区がそれぞれの場所での清掃活動を続けています。
昨年12月10日(日)、記念すべき100回目となる「南区一斉清掃」が行われました。
100回目の当番となったのは東和学区。
市バスの九条車庫と、隣接する交流プラザ「京都テルサ」がお馴染みですね。
(恥ずかしながら)私自身は一斉清掃に参加していませんので、
東和学区自治連合会の東(あずま)和男会長を訪問し、東和学区の紹介を含めて当日のお話しを伺いました。
東和学区はとにかく地域の取り組みで参加人数が多い学区です。
100回目の一斉清掃も小さなお子さんからご高齢の方までたくさんの方が参加されました。
明田公園での開始式には長年の功績を称えて、門川大作市長もご挨拶に来られました。
トレードマークの着物ではなく、レアな作務衣着だったので、市長と気づかずに一緒に清掃された方がいたかも。
南区一斉清掃は、平成9年の「京都市美化推進条例」を機に始まりました。
以来26年間、続けてこられたのは、南区および学区自治連合会の活動「南区はひとつ」のスローガンの下、“みなみ力”(地域力)を培ってきた賜(たまもの)なのです。
さて、「学区自治連合会」とはなんでしょうか?
ザックリといえば、学区単位で組織的にまとまる住民主体の自治の団体です。
東和学区においては、33の町内会を基盤に、少年補導、自主防災、交通対策、体育振興、すこやかクラブ、民生児童委員会などの各種の地域団体が個性豊かに活動されています。
ここまで地域のために尽力されるのはなぜでしょう?
東会長は「それがぼくらの当たり前なんです。『そうするものや』と教わって育ってきたんです。だから、なにか得があるとかいうことではなく、そうした方がええと思うことをやっているだけなんです」と言います。
私は話を聞いて「そうか、自分の親や先輩の世代の方たちは、地域に住む近しい人たちを当たり前のように守ってこられたのだな、自分は大人になっても、ずっと気づかずにいたのだな」と、ハッとする思いでした。
正直に言います、私には東会長と同じような考え方ができません。
地域のために大事なことだと頭ではわかっていても、自分のこととなると、「仕事や子育てに忙しい、時間がない」と言い訳ばかりになってしまいます。
そんな私に東会長は「若い世代の人たちも、私たちと同じ気持ちをお持ちだと思います。
普段はその思いに気づかないだけでしょう。いざ災害のようなことが起こった時には、きっと率先してみんなを助けてくれると思います。」と言葉をかけてくださいました。
「今は私たちの世代が話し合いながら、いざという時のために地域に必要なことを準備していけばいいと思っています」と続けられました。
100回目を迎えた南区一斉清掃も、そうした思いによる取り組みの一つなのかもしれません。
わたしもいつか…。
地域でずっと誰かが守ってきたものを、継承できる人を目指していきます。