残る夏 山の奥に 逃げた先 緑の寺は 静かな時と
今日も暑い。朝はピーク時より少しはマシになった気がしたが、昼間は灼熱の夏のままだ。9月は本来秋のはず。もう重陽の節句だというのに、これだけ暑いともうこの国には秋は事実上消滅しているのかもしれない。部屋にいても暑いし、施設の中で冷房で過ごせばましだろう。だがせっかくだから、たまには緑を見てこようと山の奥に向かう。
ダム湖がある山奥のさらに奥にひとつの寺がある。キャンプ場に行く道から分かれている坂道を上る。道しるべがあるから間違いないが、そのまま山を登るような気がするほど緑に覆われた場所。
そして門をくぐると寺の境内に来た。誰もいない静かな境内だ。建物が再建されて間がないため新しい。地元の協力で建てられたもの。信仰心の高さがうかがえる。ここにいても暑い夏であることは確かだが、周りが緑に囲まれているからか、少し雲が出てきて太陽が覆われたからかはわからないが、今はとにかく涼しいのだ。山からの風がとても心地よい。
残る夏 山の奥に 逃げた先 緑の寺は 静かな時と
(のこるなつ やまのおくに にげたさき みどりのてらは しずかなときと)
今日の記事「河内長野滝畑の光滝寺」を参考にしました。
#短歌
#今日の短歌
#小説
#散歩日記
#光滝寺
#滝畑
#河内長野
#南河内
#奥河内