ヨガ通信#32. 知るともっと楽しい!太陽礼拝(2024年8月号)
こんにちは!
ヨガ講師のかぎやみなみです🌻
ヨガのクラスでよく出てくる“太陽礼拝”。
あまり馴染みがない方もいれば、苦手なポーズがある方、太陽礼拝大好き!という方など様々だと思います。
私自身も練習でいちばん取り組むことが多いのが太陽礼拝。
クラスではポーズを増やしたり減らしたりして行うこともあります。
今月のヨガ通信は、知るともっと楽しくなる太陽礼拝のあれこれについて。
そもそも太陽礼拝ってなに?
太陽礼拝は、全部でだいたい10〜15くらいのポーズを呼吸に合わせて順番にとっていく一連の動作(ポーズの組み合わせ)のこと。ヨガを始めたばかりの方には少し難しく聞こえるかもしれませんね。
一連の流れは下のイラストの通り。一番上の胸の前で手を合わせて立ったポーズから始まり、時計回りに進んでまた最初のポーズに戻ってきます。
ウォーミングアップとして行うこともあれば、クラスの山場として楽しむこともあります。まだ慣れないうちは、ポーズを一つずつ練習するのがおすすめです。
どんな効果があるの?楽しみ方いろいろ
楽しみ方その1「自分でできる全身運動」
上のイラストを見ても分かる通り、太陽礼拝は全身をのびのびと大きく動かすポーズの組み合わせ。
特に、胸やお腹など“体の前側を伸ばす”ポーズと、背中やもも裏など“体の後ろ側を伸ばす”ポーズが交互にきています。
そして、体の前を伸ばすポーズでは息を吸い、後ろを伸ばすポーズでは息を吐きます。このポーズと呼吸の組み合わせは、筋肉の仕組みを見てもとても理にかなっていて、まさにカラダ全身を使って呼吸をするような気持ちよさが味わえるんです♪
楽しみ方その2「朝の“瞑想”として」
吸って〜吐いて〜と大きな呼吸で、順番にポーズに取り組んでいく太陽礼拝は、回数を重ねるごとに集中力がぐっと高まり、慣れてくると頭が空っぽになっていくような感覚を味わえるので「動く瞑想」とも呼ばれています。
また、毎日の習慣にしてみると
「昨日よりもこのポーズが気持ちいいな」「今日は集中が途切れやすいかも」などその日の体の調子や心の様子をキャッチしやすくなり、自分を客観的に見つめる練習にもなります。
ポーズの順番を覚えたり、それぞれのポーズを気持ちよくできるようになるには時間が必要ですが、流れに乗ってポーズを楽しむのもとても気持ちいいですよ♪
楽しみ方その3「毎日に感謝する習慣として」
実は太陽礼拝はその名の通り、“太陽に感謝し祈りを捧げる礼拝”がヨガのポーズの組み合わせとして派生していったと考えられています。手を合わせて始まり、お辞儀をするような動作もありますよね。序盤の両腕を大きくバンザイして上を見上げるようなポーズは「太陽を仰ぐポーズ」と呼ばれています。
太陽に感謝をしながら朝日を浴びて行う太陽礼拝も気持ちいいですし、太陽に限らず、私たちを生かしてくれる自然や生きとし生けるものすべて、決して当たり前ではない自分の命に想いを馳せ、感謝の気持ちを込めて太陽礼拝を行うと、新鮮な気持ちで1日をスタートできるかもしれません。
いかがでしたか?
単にポーズの組み合わせのように見える太陽礼拝も、身体的な効果はもちろん、“瞑想”や“感謝”など様々な要素と楽しみ方があります。もちろんこれは太陽礼拝に限った話ではなく、ヨガのポーズひとつひとつにも同じことが言えます。
それぞれのポーズをじっくり楽しんでみるもよし、一連の流れを呼吸に波に乗って楽しむもよし!
ご自身に合ったやり方で、ヨガの世界を楽しんでみてくださいね♪
今月のちょこっとコラム
暑いけど、空がとっても綺麗です。
1年のうち、カメラロールがいろんな色の空でいっぱいになるのは、暑さが厳しいこの時期かもしれない。
くすみのない水色にくっきりと大きな入道雲が顔を出しているのも好きだし、夕暮れの紅やオレンジ、ピンクが混ざったゆらゆらとした空も好き。
何より秋田は空がうんと広いから空も地球も自分が想像するよりはるかに大きくて広いんだと、いつも大げさに感動してしまいます。
今年もカメラロールが空でいっぱいでうれしい!
皆さんが撮った空の写真もぜひ見たいです☺
今月も最後まで見てくださりありがとうございます!9月号もお楽しみに🌻