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『Re:ステージ! ジョイントLIVE!! -Mémoire-』トロワアンジュ宛 楽屋花

今回もトロワアンジュ宛に楽屋花を贈らせていただきました。
備忘録も兼ねて制作の顛末を残しておきます。

前回は「『青い鳥より』モチーフで行く」というのがスッと決まったので、用意するものや作業量は多かったもののすぐに行動に移ることができましたが、今回はフラスタか楽屋花か、どういうテーマにするか、そもそもテーマを持たせるか持たせないかすら決まらず、仕事が忙しかったこともあってなかなか着手することもできていませんでした。

もたもたしていたら9月になっていたので、ここからフラスタはさすがに無謀だし良いものも作れないなと判断して、楽屋花に決定。お花屋さんを押さえたのが9月3日でした。でもまだ何も決まってない。

前回みたいに新曲のイメージで作るならと思い、『Abyss to Eden』をモチーフにした楽屋花の構成をいくつか考えてもみましたが、なんかしっくり来ないというか、気持ちが乗らないんですね。
どういう理由で気持ちが乗らないのかを自問自答してみると、今回は最新の曲単体をテーマにするよりも、「Mémoire」という公演タイトルに沿って、これまでのトロワアンジュとの想い出を形にしたい気持ちの方が強かったようで。そこからは割と早かったです。

お花全体の構成は、初期からある白トロワの衣装のイメージで、白いお花をベースに水色と黄色のお花を差し込む形に。
これは毎回やっていることなのですが、トロワアンジュの3人を表す青色、緑色、ピンク色のお花を1輪ずつ寄せてアレンジメントのどこかに配してもらうようにお願いしています。その他細かい注文を加えた要項をパワポにまとめてお花屋さんに提出したのが9月9日。お花屋さんの見積もりが9月13日に上がって来てそのまま発注しました。

あとは札を作ってお花屋さんに送るだけですが、札のデザインは毎回悩む。
お花屋さんにしてみても札の色合いひとつでお花の印象も変わってくるので
早く仕上げてデータだけでも見せないといけない。

あまり凝ったことをする時間がないので、もう構成も文言も前回とほぼ同じものにしました。気持ち前回よりもポップめに。

札のデザインデータのスクリーンショット

色味は公演のキービジュアルから少し拝借しています。カット前だとちょっと間抜けに見えますが、カットパス(水色線)に沿ってカットすればそれなりに見れるはず。
トロワのロゴを置いただけではあまりに間が持たない背景だったので、白トロワ衣裳のカラーのイメージで簡単な背景をつけています。
スケジュール的にパネルでの印刷が間に合わず、スタンドPOP的なペラい札にせざるを得ませんでした。出来上がりを見る感じ、これは発色もあまり良くないマテリアルだったようで、反省しかないです。
まあ主役はお花だから…。

札がお花屋さんに届いたのが9月20日。本当にギリギリでお花屋さんにはご迷惑のかけどおし。恐れ入ります。
9月21日にお花屋さんからお花完成と写真&発送完了のご連絡。

全体
トロワ部分(3色の花)のアップ

ほんとにいつもきれいに作ってくださる、推しのお花屋さんです。
水色や黄色の中でもやさしい色味のものをチョイスされてるのが最高です。
天葉さまの青はいつもスプレーデルフィの青になります。自然の青色で、流通が安定しているお花は選択肢が全然ないです。欲を言えば3色とも同じくらいの大きさのお花を1輪ずつが理想なんですけど。
染色やスプレーを使えば容易に実現可能なことではあるんですが、人工的な色って個人的にすごく安っぽく見えるので使いたくないんですよね。
奏さんの緑は今回ジニア(百日草)のクイーンライムという品種。ジニアには「いつまでも変わらぬ心」という花言葉もあります。
那岐咲のピンクはショコラロマンチカというかわいい名前の香りのあるバラです。香りのあるお花を使ってもらうことも注文内容のひとつでした。

楽屋花のいいところは、公演中ずっと演者さんたちの近くにあるところだと思っていて、その姿で香りで、演者さんたちの力になってくれと願いつつ贈っています。
逆に楽屋花の惜しいところは、贈り主が実物を見られないことですね!こんなきれいな花を自分の目で見られないなんて…。これはマジでもう自分で作って贈るしかない。お花屋さんになりてえ~。
でも当然のことながら贈った相手に見てもらいたくて、喜んでもらいたくて贈っているので、それさえ叶うならなんでもいい。

演者さんがお花と一緒に写真を撮ってSNSやブログにアップしてくれたりするの本当に嬉しいです。もちろんそれを目当てで贈ってるからではなく、ああやって伝えてもらえると、ああ、本当に届いたんだな。受け取ってもらえたんだなって分かるのでホッとするんですよね。また贈ろう。

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