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アーマーモデリング2019年5月号 その1

佐藤ミナミ

さて先日発売となった「アーマーモデリング2019年5月号」。特集名は「モデラーがはじめる女性遍歴のすべて　-男は黙って女性フィギュア-」ということで、皆大好きな女性フィギュアの特集でした！　本特集は自分がとてもやりたかったこともあって、たくさんの企画を担当しました。今回は女性フィギュアの「塗装」をメインにご紹介しております。ちなみにAmazonでもモデルカステンでも売り切れてしまったのです……。大日本絵画のWebサイトで購入いただけます。

今回は担当していたモデラーさん達を紹介したいなっと思います。

女性フィギュアの先駆者と言ったら？　林 浩己さん！

冒頭でご紹介させていただいたの商業フィギュア原型師の林 浩己さんです。「アトリエイット」というフィギュアブランドの原型師さんでもあります。

林さんの女性フィギュアファンは国内外問わず多いはず。今回のアーマーモデリングはそんな林さんの最新フィギュア「青春少女５」と共に、林さんがなぜフィギュア原型師になったのか？　どんなことを大切にしているのか？　をお届けしております。また、本誌に掲載している作品ほぼ全てに林さんからのコメントをいただきました。（これ、掲載モデラーさんめっちゃ喜んでくれたんですよ！）私自身、林さんがどういった経緯でフィギュア原型師になられたのか興味があったので、大変有意義なインタビューでした。林さん、ありがとうございました！

お馴染みモデラーはもちろん、本誌初登場の方々も！

戦車模型専門誌なので当たり前といったら当たり前なのですが、普段は戦車模型モデラーばかりが登場するアーマーモデリング。でも今回は女性フィギュア特集なのでその道のプロたちが力作を提げてご登場くださいました！　担当させていただいた方々のみになりますが、ご紹介させていただきます。

何が何でも美人に仕上げるラッカー系塗料使い手 mamoruさん

まずはmamoruさん！　以前弊社の商品、立花サキフィギュアを塗装されているのを拝見して「いつかお声がけしよう！」と心に決めていたお方。ノーズアートクイーンフィギュア第2弾の水谷望愛フィギュアを担当していただきました。

とにかく美人（林さんのコメント引用ｗ）に仕上げていただきました。望愛ちゃん本人もそうなのですが綺麗な肌と、柔らかい金髪に質感もバッチリです。

女性ならではの肌の質感やメイクの再現術にびっくり！　漫画家でもある香月りおさん

香月さんも本誌初登場、ということで「いつかお声がけしたい！」と密かに思いを馳せていたお一人です。

こちらもモデルカステンのフィギュア、1/20 中村 桜“ドイツ アフリカ軍団”を担当していただきました。

チークやメイクの再現にあっぱれ……。肌とかもうね、何層にも塗り重ねられていて、驚くほどリアルなのにみずみずしくてハリがあって美しいのです。拡大するといい意味でギョッとするぐらいなのですよ、これが。

人形改造コンテスト常連。安定感抜群の伊藤康治さん！

伊藤康治さんと言ったら、フィギュアが紡ぎ出すAFVのダイオラマを思い出す人も多いのではないでしょうか？　


もちろんどのジャンルでも有名ですが、女性フィギュアだってお手のもの。今号の本誌掲載作品はすべてラッカー系塗料で塗装されています。ラッカー系塗料って塗装に向かいんじゃないの？　って方。ぜひ読んでみてくださいね。

アクリジョンでハンデ戦⁈　太刀川カニオさんのジーンズ塗装は見逃せない！

太刀川カニオさんと言えば、モデルカステンの1/20 ギャル子フィギュアや、マックスファクトリーのミリQシリーズでお馴染みの原型師さん。

今回は一風変わって「すべての塗装をアクリジョンでやってください！」という、ちょっと（？←ちょっとではない）無茶振りに答えてもらいました。

この本物？　と一瞬錯覚するジーンズの塗装、やばくないですか？お顔の塗りもユーロ調の本格派。これ見てジーンズ塗装してみたくなりましたよ…。

極めるとここまでいく！　田川 弘さんのフィギュア愛

今回この特集を行う時に色々モデラーさんにアンケートをとったんです。「影響を受けた、または尊敬している憧れているフィギュアモデラーさんはいますか？」と。そこでペインターの方たちがこぞって名前を挙げられたのが田川さんでした。

田川さんが塗装されたフィギュア、どれを紹介しようか、と打ち合わせを進めて……。色々とお話を伺ったり、作品への思いを聞いていると、なんだか「この“作品”を紹介するのはもちろんだけど、この人にも焦点を当てた方がいいのでは？」と思いはじめました。なので過去の作品やアトリエ＆ツールの写真、田川さん“思い”なんかにも触れています。田川さんは、もうね（またも林さんのお言葉を借りるのであれば）「住む地球（ホシ）が違う人」でした…。この衝撃を誌面に落とし込んだつもりなので、ぜひがっつり見てみてください！

他にもマイスター平野義高さんの久しぶりの作例（なんと4年ぶり！）や村上圭吾さんの作品などもがっつり掲載されています。

ぜひみなさまご覧くださいませ！次回は企画的な記事やタレントさん達の記事の裏話などをしようかなと思います。


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